制服、さようなら

降り出すと止まらない雨

いつか降り続ければ止む

土とコンクリートの跳ねっ返りで

道路は悪路

おろしたてのソックスも

革靴も雨にうたれて濡れて

肩までしか濡らさない傘

ああ、おろしたての制服

鞄も濡れて

タオルを持っていたっけと考える

それよりも傘の跳ねっ返りで

別の音が零れ落ちた

降っても降っても雨

どれも一緒に聞こえるはずの

雨音は、なんでこんなにも違うのか

行きも帰りも

屋内も外も

なんで、こんなにも

ただ寂しくて、ただ冷たくて

それでも季節は過ぎていく

新しいも、古くなって、壊れてく日々のなか

ただ切なくて、ただ悔しくて

もっと上手く生きられたならば

こんな気持ちにならなっかたかなあ

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