第46話 今後・・・ (7)
決めていなかった背番号。
俺は背番号を『88』番に決めた。
ドラフト1位の投手らしくない背番号に。
理由は『88=パパ』だからだ。
この事はひかり以外は知らない。
もちろん、球団にも・・・。
最初、球団は『18』を用意してくれていた。
一般的にエースと言われる番号。
それが相応しいと。
歌舞伎などでも十八番って言うしね。
けど、なんかピンとこないんだよね。
俺だけの番号が良い。
表向きは、末広がりの『8』。これを2つ重ねて。
ちょうど父親になったし。
『親父臭い』
ひかりからは不評だけど。
背番号ひとつで球団が言われている。
なんで『88』なんだ?
せっかく俺が決めたのに。
煩いなぁ。
『88』は、俺の背番号だから、投手が着けたい。
そう言われるようにしてやる。
今の所、有名選手はいないから。
他の球団では、監督やコーチが着けている事が多いし。
最近は、ひかりとの練習ができなくなったので自分独りで練習を。
大学での練習にも、今まで以上に身が入る。
一方学校は・・・。
信繁が卒業するタイミングでひかりも退学する予定だ。
まだ、誰にも言ってないけど・・・。
ひかりには悪い事をした。
楽しい高校生活のはずが・・・。
「気にしなくて良いよ」
ひかりはそう言ってくれるけど。
もうすぐ、家族でのハワイ旅行。
すごく楽しみだ。
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この作品は、『高校生 家を買う そして同棲する・・・』の
スピンオフになります。
真田ひかり:高校1年生
真田信繁と星華の長女。
母親に似れば美人だったが、残念ながら父親に似る。
それが、コンプレックス。
田中信繁の毎日の練習につきあう。
義兄である田中信繁が好きだが、将来を考えて固辞していたが、つき合う事に。
そして子供を身ごもる。
田中信繁:高校3年生
清田晴彦と真田めぐみ(旧姓:田中)の長男。
父親の血を受け継ぎ、野球選手として活躍中。
右のサイドスローと左の158km/hを誇る本格派の両面をもつ投手。
ひかりの事が大好きだけど、不器用なので言えなかったが、ようやく告白。
そしてつき合う。
ドラフトでは9球団から1位指名をもらうも・・・。
プロ野球選手になる事を決意し、入団する
由香先輩:高校2年生
田中信繁に憧れる女子高生。
元女子野球の選手だったので、野球も上手。
美人でおっぱいも大きく、野球部のマドンナ。
ひかりに対して対抗心が強い。
田中先輩に告白するも・・・。
真田信繁
ひかりの実の父。
星華と結婚後、いろいろあって元カノのめぐみと子供をつくる。
高校時代に宝くじに当選しており、お金持ち。
会社員をしながら、自分で会社を経営する。
真田星華
ひかり、あいの下に二人の子供を身ごもるもうまく行かず断念。
めぐみに子作りを託し、離婚。そして再婚。
真田信繁の正妻的役割。
真田あい:中学2年生
ひかりの妹。星華ににて美人。
真田めぐみ
高校時代、浮気をして清田晴彦との間に子供ができる。その子が田中信繁。
ひとりで育てるも、いろいろあり、真田信繁に助けられる。
真田信繁の側室的役割。
真田信隆、春美、景美
真田信繁とめぐみの子供。3つ子。
清田晴彦:元プロ野球選手
高校生の時にめぐみとの間に田中信繁ができる。
女ったらし。
プロ野球では初登板で完全試合をした伝説的の投手。
その後、12歳の子供とセックスして逮捕。
プロ野球復帰後、大リーグへ行くも女性トラブルは絶えない。
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