第41話 今後・・・ (5)
俺は練習を頑張っていた。
義父には感謝しかない。
練習を終えて呼ばれた。
何だろう?
「信繁くん。プロ野球に入る気はあるかい?」
「今はないですね。
条件を呑んでくれなかったし・・・。
正直、良いイメージがありません」
「もし、ポスティングの条件を呑むとしたら?」
「それでも、俺には球団には不信感しか・・・。
だって、俺はドラフト前から入団条件を言っていたんですよ。
それでも無理やり指名して・・・。
スカウトの人は死ぬし、練習場は放火されるし。
良い事ないと思わないですか?」
「そうだね。けどね。
20歳までは日本にいたいんだよね。
野球は辞める気はないし。
本当は、プロになりたいんじゃないの?」
「まぁ、ひかりが高校卒業するまでは日本に居たい。
その後は、大リーグかなぁ」
「現在の大リーグは、25歳ルールがある。
それは知っているよね」
「うん」
「その前に移籍すると、かなり条件が悪くなると思うよ。
それでも良いの?」
「そこは考えている。25歳になったら、大リーグに行きたいと思っている」
「それなら、日本のプロ野球に行くのも一つだと・・・。
けど、不信感があるのは理解できる。
不信感が拭えない時は、自由契約にしてもらえるように交渉したらどうだろう?」
「それなら、良いのかなぁ・・・」
「自由契約になる可能性があれば、球団も一生懸命良い待遇にすると思うよ」
「たしかに・・・。それなら入団しても良いかも・・・」
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この作品は、『高校生 家を買う そして同棲する・・・』の
スピンオフになります。
真田ひかり:高校1年生
真田信繁と星華の長女。
母親に似れば美人だったが、残念ながら父親に似る。
それが、コンプレックス。
義兄である田中信繁が好きだが、将来を考えて固辞していたが、つき合う事に。
田中信繁の毎日の練習につきあう。
田中信繁:高校3年生
清田晴彦と真田めぐみ(旧姓:田中)の長男。
父親の血を受け継ぎ、野球選手として活躍中。
右のサイドスローと左の158km/hを誇る本格派の両面をもつ投手。
ひかりの事が大好きだけど、不器用なので言えなかったが、ようやく告白。
そしてつき合う。
ドラフトでは9球団から1位指名をもらうも・・・。
由香先輩:高校2年生
田中信繁に憧れる女子高生。
元女子野球の選手だったので、野球も上手。
美人でおっぱいも大きく、野球部のマドンナ。
ひかりに対して対抗心が強い。
田中先輩に告白するも・・・。
真田信繁
ひかりの実の父。
星華と結婚後、いろいろあって元カノのめぐみと子供をつくる。
高校時代に宝くじに当選しており、お金持ち。
会社員をしながら、自分で会社を経営する。
真田星華
ひかり、あいの下に二人の子供を身ごもるもうまく行かず断念。
めぐみに子作りを託し、離婚。そして再婚。
真田信繁の正妻的役割。
真田あい:中学2年生
ひかりの妹。星華ににて美人。
真田めぐみ
高校時代、浮気をして清田晴彦との間に子供ができる。その子が田中信繁。
ひとりで育てるも、いろいろあり、真田信繁に助けられる。
真田信繁の側室的役割。
真田信隆、春美、景美
真田信繁とめぐみの子供。3つ子。
清田晴彦:元プロ野球選手
高校生の時にめぐみとの間に田中信繁ができる。
女ったらし。
プロ野球では初登板で完全試合をした伝説的の投手。
その後、12歳の子供とセックスして逮捕。
プロ野球復帰後、大リーグへ行くも女性トラブルは絶えない。
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