フレーバテキスト
フレーバーテキスト1
【あいすくりーむ】
あいすくりーむ、あいすくりーむ。
ぼくのアイスクリーム。
お母さんは早く食べなさいって言うけど、
もったいないアイスクリーム。
本当は明日まで取っておきたいアイスクリーム。
悩んでたら、
お父さんが言った、
溶けちゃったなぁ、アイスクリーム。
あいすくりーむ、あいすくりーむ。
お母さんもお父さんも大嫌い。
これは、ぼくのアイスクリームだったのに。
【鼠と葦】
【1】
人間は考える葦である。
考えることを失った彼らは
鼠などですらなく、ただ風にゆすられる葦でしかないだろう。
【2】
けれど、それは、考える葦共のしたことを思えば、
当然の処置と考えるのは、
私がもとより人間嫌いをこじらせていたからだろうか。
【3】
未知の病を前にして人間は人間を傷つけ続けた。
当事者を、被害者を、無辜のものを。
【4】
その罪を、もともと理解しえなかった考える葦など、
その程度の思考力など、無くなって、消えて意味があるだろうか。
もともと放棄していたものを取り上げた。
それで、何が変わったというんだ。
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