「生きる」 #言葉の添え木より

熱を忘れ、虚しさが勝つ

どこにでも旅立てるのに

公園のブランコに揺られたまま

唄を口ずさむ

よいことも悪いこともしてきた

いつのまにやら黒髪は白に

手は皺を刻み、重い物を持てない

忘れかける思い出に

熱の血潮は巡っても

明日に心がないならば

夜のブランコは揺れたまま

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