第39話

われわれの神髄は歩むことである

道の先にみちがあり、道を進むと道はあらわれる

現状ではみらいの道はわからない

わからないからこそのすばらしさである


無知とはなにかなにものも知らぬことか?

ちがう、なにも知ろうとしないことである


無知の知、つまりみずからの無知を知り、ひとは学ぶ、みずからの劣等生を知らぬものに向上はない

素人のみちはまずは己の未熟さを知ることから


われわれはなにものもできるか?

いな、なにものもできないのである


その恒久的向上と劣等の自覚から日々の学びはすすむ


みずからの劣等性から”目を背けるな”


「不完全性の自認こそが、人間の”完全性”である」

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