第13話 rank 文は、その中の順位を確認できる


 rank は、マイナーなのかもしれませんが、使う事もあります。


 学校のテストの成績とか、寄付金の額とか、ランダムの数字の中から順位を確認するのは、特に有難いコマンドです。


 私は、以前、コンクールに出品したお米の金賞を取ったことがあるのですが、その時、コンクールの成績を調べるのに使いました。


 1000以上の中から、自分のランキングを探すなんて、大変な作業です。


 10や20なら、簡単ですが、1000を超えてしまうと、探すのも一苦労ですが、“rank” を使えば、その中から、目的の得点が何位なのかを自動で調べてくれます。




 その時は、賞を取るために、自分の成績が、何位にいるのか、徹底的に調べました。


 自分の得点から、ランキングを調べて、入賞した人との差を確認して、賞を狙える田んぼと、狙えない田んぼ、分別する為に使いました。


 その田んぼでの、お米の良し悪しの違いを調べて、悪い条件と、良い条件をピックアップするために、結果から、問題点を引き出すために良いツールとして使えました。


 点数だけで、チェックしても、数千件の中となったら、1点の違いで、数百件が入っている場合もあります。


 ですので、その時のデータ解析の時に使いました。


 A B  C

1 あ 154

2 い 132

3 う 167

4 え 153

5 お 123

6 か 138

7 き 145



 例えば、こんなデータがあったとします。


 このデータに、rank 文を使って、Cの行に入れます。


  =rank(B1,B$1:B$7)


 これを、C1 の番地に入れてあげます。


 後は、コピペで、持っていくだけです。


 ただ、以前にも説明しましたが、コピペは、ただ、持っていくと、全ての指定した番地が動いてしまいます。


  =rank(B1,B1:B7)


 こう書いてあるプログラムをコピペで持っていくと、C7のプログラムはこうなります。


  =rank(B 7,B 7:B13)


 これだと、マトモなランキングを表示できなくなります。


 B1からB7の番地は、動かしたく無いので、$1と、$7と、数字の前に「$」を入れることで、コピペで持っていっても、B1:B7 は、動くことがありません。


  =rank(B1,B$1:B$7)


 このようにしておくと、コピペでも持っていくと、最後のC7のところはこうなります。


  =rank(B7,B$1:B$7)


 データの範囲が移動する事なく使えることになります。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る