天才の才能にせよ、努力の研鑽の果てに手にした能力にせよ、価値ある力と言うものに人は憧れるものです。
しかし、手にした当人にとってそれが無価値であるならば、それは決して幸せなことではないかもしれません。
本作の主人公レイシーは、最初は自分の力を最大限活かした大役を経て尚、自分の能力はおろか、自分自身の人としての価値すらも自分では見定められていない状態です。
そんな彼女が、少しずつ自分自身や他人と向き合い、自分の能力を自分が納得できる形で活かす機会を得て、多くの人々を幸せにしつつ、不器用な一歩一歩を多くの人々に見守られながら歩んでいく。
頑張り屋を見守るような優しい物語が好きな人には、間違いなく刺さる作品だと思います。