第4章 転職したアンたちの活躍!…編
特殊職業って?
79 その1 ~職業「魔王」のフラグ その1~
ミーシャの新職業「賢者(厨)」の訓練を施したアン。あの恥ずかしい身振り手振りを追加すれば、大本の魔法の数倍のポテンシャルを秘めていたことが判明。普通に唱えた場合は通常威力が最大値というのは厨二病な賢者らしい(普通は威力を上げる為にMPを余分に籠めたりすると威力が上がるものだが、賢者(厨)は厨二病患者を装うしかないという…(苦笑))
そしてリンは今か今かと待っていたが、ザックとの模擬戦で十分じゃね?…といわれてorzしてたのだった…ドンマイ、リン。
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- 全員転職し、そしてアンは今! -
「じゃ、プールしてた経験値を新職業に注入!」
〈魔王の職業レベルがレベルアップしました!〉
〈魔王のレベルは13になりました!〉
〈〈予告緊急クエスト「魔王◆出現」が開催される予定です!〉〉
〈〈
〈次回、
〈〈「魔王◆出現」の開始日時は未定ですが開始する1時間前にワールドアナウンスでお知らせします〉〉
〈〈皆様、奮ってご参加下さいませ!!〉〉
〈尚、魔王ギフトの持ち主も参加可能です〉
〈魔王役は職業傾向「魔王」を所持しているアバターの能力だけをコピーした別アバターとなります〉
〈※可憐な少女アバターを寄って
「「「………」」」
「いやそれはいーんだけどさ…」…とザック。隣でアンが「ひっどぉーい!」と突っ込んでるがスルーしようw
「
「初見殺し?」…とリン。
「
どー見ても問題があり過ぎる気がするこのいきなりのレイドバトルの開催。実は運営側でも大騒ぎを起こしていたのだった…
- ASO運営側 -
「おい!どーなってる!?」
「いえ、全く予想外且つ予定外でして…」
「これって…クエスト生成AIの仕業?」
「あぁっ!?…あ~…ちょっと待て…」
キーボードとマウスを操作してガチャガチャやってると…
「これか…職業傾向「魔王」を持つ者がLv13に到達すると…って、まだ数年先だろうがっ!?」
「えーどれどれ…あ、これ。開放制限設定されてないですよ?」
「はぁっ!?…誰だよ、これ設定した奴!」
「体と心の不調を訴えて退社してますな…えーっと…あぁ正式サービスイン前に…ったく、辞めるならきちんと引き継いで欲しいですね…」
色々とゴタゴタがあったようで、調べればあちこちで不具合が隠されていそうなASOであった。駄菓子菓子…既にワルナスでログインしていたプレイヤー全員に告知してしまっているのだ。今更、
「不具合による不備です!」
という理由で撤回できるものでもない。それにお膳立ては全て終わっており…当該アバターがログインの後、準備もあるだろうからと2時間後にアナウンスが流れるようになっている。他プレイヤーは開始時刻の1時間前にアナウンスが流れるのみであり、その1時間の内に準備を済ませることとなる。
「参加/不参加は事前に選択できるようになってるのは不幸中の幸いか…」
「開始してからは参加不可ってのもですね…」
「公式サイトに魔王討伐イベントの告知がっ!?」
「なにぃっ!?」
どうやら公式サイト整備AIがクエスト生成AIに
「何で連携してんだこれっ!!」
「いえ、前から何かしら新イベントやってると連携してましたけど…」
「だからっ!…わかってんなら何故止めんっ!?」
「す…すいません」
運営のある某部屋の中では怒号が飛び交い、開発陣の居る開発室でも同様だった…合掌。
- 場面はアンたちに戻る -
「どーするよ…これ」…とザック。
「わ…わたしのアバターで出なければ問題無いよ…ね?」…とアン。
「それもどーかと…」とミーシャ。開催しても絶対参加しないとその顔が物語っていたw
「魔王…見敵瞬殺なら…」と目が妖しく光るリンが怖いw
あーだこーだと話し合い、結局。
「是非参加したい」とリンが一票。
「絶対参加したくない」とザック・ミーシャが2票。
「どっちでもいい」とアンが無効票(アン「えー?何でぇ~!?」)
…結果、参加1・非参加2・無効1で、アンと愉快な仲間たちは参加せずが決定されるのであった…
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アンがこっそりと「参加」をポチっても、2:2で参加しない…と安心していたザックとミーシャでしたが、さて…?
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