第5話 決意

少年はジーンズに厚めのパーカーを着ていた。少年は手を前に出した。風が集まり風の巨人出来た。巨人は僕と恵姉ちゃんの頭を掴み床に叩きつけた。風の力を利用していようだった。僕は頭を床に打ち付け意識をうしなった。これが僕の初任務だった。


気がついたのは2か月後の病院のベッドの上だった。あとから恵姉ちゃんに聞いたところ恵姉ちゃんの方が回復が早く能力で僕を回復させてくれたそうだった。

「恵姉ちゃん。僕の初任務は、ああまだダメ頭がクラクラするわ。」

「ごめんね。和君、私も力になれなくて。」

「これからはどうするの。」

「一度、特訓する必要があるみたいね。」

「特訓ってどうするの。」

「脳トレするしかないみたい。それにしても同じくらいの年の子に一撃でやられるとはね。」

外務大臣のパソコンとスマホは強奪されたと父親から恵姉ちゃんに報告があったそうだった。

「脳トレって言ったって簡単にレベルアップできないじゃん。」

「やるしかないのよ。私ももう少し能力をあげないといけない。」

恵姉ちゃんには何か考えがあるようだった。

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