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宵闇の夏色

宵闇の夏色

古井論理

おすすめレビュー

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★★★
★18
7人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 三奈木真沙緒
    712件の
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    ★★★ Excellent!!!

    内側へ広がる無限のインナーワールド

    演劇同好会の仲間が、不可解な言葉を残して消えた。その直後から、主人公の日常に奇妙な違和感が忍び込む。日常を過ごしているはずなのに劇を演じているような。いや、演劇の中で日常の場面を演じているのだろうか? 「第四の壁」が壊れたとき、そこに見えてくるものとは…?
    どこか古代中国の思想にも通じそうな構造の世界だが、思春期に多くの人が感じると思われる「こうして存在している自分は本当に自分なのか?」「この世界がカキワリということはないのだろうか?」という不安を、作中作の演劇でダイレクトに表現しているところが、おもしろい発想だと思った。

    • 2023年9月24日 00:30