登場人物紹介
※本編をまだお読みになってない方は、ネタバレが含まれる紹介になっておりますのでご注意ください。
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⚫冴島奏美(16/高校2年生)
この作品の主人公。冴島将太とは戸籍上の従兄妹(いとこ)であることが、本編の最後に明らかとなった。血縁関係は無いが、10年前に児童養護施設を出て家族として二人で暮らしてきた。今では将太と両想いである一方、これまでとあまり変わらず至ってプラトニックな関係を続けている。
私立花榎高校では優秀で容姿端麗、期待の大きい生徒であり、さりげなく異性にモテているが本人は自覚していない。1年生の頃から女子生徒たちの妬みを買い陰口を言われ続けていたが、誘拐事件の発覚などを通して改善されつつある。
同級生の晴香は小学校からの同級生で大親友。高校で智也と佳月に出会い、2年生の頃から四人で仲が良い。
皆の前ではクールで大人なびているが、実はいわゆる妄想系女子。オタク気質な部分もあり、ゲーム好きな佳月とは特に波長が合う。
⚫冴島将太(26/英語教師)
主人公・奏美の通う私立花榎高校に勤める教師で、10年前から奏美とは兄として暮らしを共にしてきた。しかし本編で、奏美と血が繋がっていないことや、養子縁組によって同じ苗字にしていたことなどが明かされている。
学校では、教師としての能力の高さと爽やかなルックスで人気を集めている優秀な人物。その一方で、ようやく思いが通じた奏美を溺愛しており、ときどき学校でもその素振りを見せてしまうのが危なっかしい。さらに奏美と二人きりのときに、しばしば野性的な面を見せる。普段は冷静で思考的だが、いざという時には猪突猛進なところもある。
⚫冴島浩介(54/投資家、花榎学園後援会会長)
将太の父親の弟、つまり将太の叔父にあたる人物で、陰ながら二人の暮らしや学校生活を支えてきた。本編終盤でその存在が明らかとなったが、未だ奏美とは会ったことがない(厳密に言えば施設を出る際に一度だけ対面しているが、奏美の記憶には殆ど残っていない)。将太の頼みで、養子縁組により奏美とは戸籍上の親子関係にある。
⚫冴島伸介(56/外資系企業役員)
将太の父親で、将太を施設へ預け入れた張本人。本編では、将太の出産と同時に母親が亡くなり、アメリカへの異動が決まっていた伸介は育てる自信が無いために施設へ預けたことが、16歳の将太に送られた浩介の手紙で発覚していた。奏美はもちろん将太にすら以後会ったことは無く、遠いアメリカから金銭的な支援のみ続けているが、将太はこれに殆ど手を付けていない。
⚫河野俊(28/美術教員)
私立花榎高校で美術を担当している教師で、将太の大学の先輩。将太が花榎高校にやって来る当初から二人の関係を知っていた人物で、二人にとって良き相談相手である。エスパーのような鋭さがあり、二人についてどこまでを知っているのかは不明。本人の素性やプライベートも謎に包まれている…。
⚫三本智也(17/高校2年生)
私立花榎高校に通う、主人公・奏美の同級生。サッカー部のエース。くっきりとした目鼻立ちで、校内では幼馴染の佳月と「イケメンコンビ」と呼ばれアイドル的な存在となっている。高校1年生のときに奏美と出会い、文化祭をきっかけに親しくなった。自分は奏美のことを好きなのではと思っていた時期もあったが、そうではなく奏美の良き理解者になりたいのだと気がついた。しかし、心のわだかまりは消えていないようで…。
⚫田宮佳月(16/高校2年生)
私立花榎高校に通う、主人公・奏美の同級生。入学当初から帰宅部でゲーマー。奏美もゲームが好きなので、よく二人で遊んでいる。幼馴染の智也とは「イケメンコンビ」として校内では有名人。智也と共に奏美と親しくなったが、2年生になり物憂げな奏美の様子を見て自身の気持ちに気がつく。最終的には振られてしまうが、今も変わらず奏美の良き友人である。この事で奏美に自分と向き合うきっかけを与えたキーパーソン。
⚫芦野晴香(17/高校2年生)
私立花榎高校に通う、主人公・奏美の同級生。バドミントン部に所属。どうやら大豪邸に住むお嬢様らしく、奏美とは小学校からの幼馴染である。晴香ですら将太が兄であることを知らない(恐らく奏美の家族構成すら知らなかったと思われる)。あまり個人的なことは詮索しないタイプ。ちなみに佳月のことが大好きで、逆に智也は波長が合いすぎて"対象外"らしい。
⚫葉持陸(18/高校3年生)
私立花榎高校に通う、主人公・奏美の先輩。バスケ部のエースだったが、夏の全国大会を最後に惜しまれながらも引退。現在は受験勉強に励んでいるが少々危ういらしい。本編での登場シーンはあまり多くなかったが、実は智也佳月のイケメンコンビに勝る超人気者である(本人は無自覚)。にも関わらず女っ気ゼロで、なぜか奏美にべったり。そろそろトラブルの火種になりそう?
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