第10話

どちらが悪い、誰が悪いなんて言ってられないのだ、ブリーダーもパピーミルをさせているが、ペットを飼った側も、動物飼育放棄はあとを絶たず今でも、動物管理センターでは殺処分されている動物達が後をたたない。誰も何もいえないのだ、生きている上で考え、行動している。だた、人間の身勝手で動物たちを巻き込まないで欲しい。責任をもって、これからは、ペットを迎い入れる事を、考えて欲しいと思った。飼いたいと思ったら、ペットショップもよいけど、まず、猫カフェや、犬カフェで少なくとも自分にアレルギーがないかを確かめたり、成犬の大きさを確かめたりして欲しい。「この子に決めた!」梨奈は、やっぱりそのままクリームを我が家の家族に選んだ。「良かったね、お気に入りの子がみつかって。」「この子をお願いします。」「今持って帰りたい。」梨奈はそう言ったが、まだ出生後56日を経過していないと販売または、販売用に引き渡し、展示はならないと動物愛護法で決まっている。梨奈は、残念がったが「そうね、ママとそんなに早く離れるのは可愛そうよね。」と納得して、10日後に佐川急便の陸送で送ってもらう事になった。夏海の車に乗り込んでからは、梨奈がずっと子犬の話をしていた。「家に来るまで、忙しくなるわ、近くのペットショップで、首輪やお洋服を見に行かなきゃ!」「そうね〜、写真送ってね!楽しみにしてるわ。」「うん」夏海さんには、悪かったがこの日はそのまま帰ることにした。仙台駅のロータリーにまた車を付けてもらいお礼を行ってから。「今度、埋め合わせはするから、また」「いいの、梨奈ちゃんと会えたし、楽しかった。」「ありがとうございました。お兄ちゃんと仲良くしてやってくださいね、未だに女の子の話聞いたことないんだから〜。」「梨奈っ。」 「ほらね、すぐ怒るの」と言いながら、夏海の後ろに、隠れた。「置いてくぞ。」俺は、夏海にも目を合わせず、そのまま、ペデストリアンデッキの階段を登った。「あ〜、お兄ちゃん待って〜、夏海さんまたね〜!」「うん、またね〜!」階段を登り切ると梨奈が、「お土産買っていかなきゃね!」「そうだな。」といって、お土産売り場で今回は萩の月と鐘崎の笹かまぼこを買って。「ずんだシェイク飲みたい」と梨奈の提案でずんだシェイクを飲みながら、新幹線乗り場の3階まで行って、二人で2階のステンドグラスを見ながらシェイクを飲んだ。新幹線のきっぷは何時になるのか分からなかったから、買ってなかった。

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無究明 ハメリュ @megu4445

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