「すみませーんランシェさんいますかー？」

厨房の入り口で声をかける

すると作業をしていたランシェが気付きこちらによって来る

「これはこれはダイ様、ちょうどマヨネーズの試作を作っていたところなんですよ。

このマヨネーズを本日の夕食に出させていただく予定です。」

早速色々試していたようだ

「それは楽しみです！一口味見をしてみてもいいですか？」

「もちろんでございます。是非感想をお聞かせください。」

そういうとランシェは試作のマヨネーズを用意してくれた。

小皿に盛られたマヨネーズをスプーンで1匙とってみる

見た目は完ぺきだ、香りも良い

そして口に運ぶと

「キュー〇ー？」

思わず声に出てしまった。

まさに前世でなじみ深いマヨネーズの味だった。

「何かおかしな点がありましたでしょうかダイ様それにキュー〇ーとは？」

「いえ、すごいです、ランシェさん。先ほど私が作ったマヨネーズより格段においしくなっています。」

「そうですか？それは光栄です！」

「どうやってこんなにおいしくできたのですか？」

「それは私のスキルが料理系のものが多いからだと思います。

料理系のスキルにもたくさんの種類がございますが

調理で食材を活かすタイミングや鮮度の見極め適量を計るスキルなどを

私は授かっておりますので同じ食材や調理方法でもスキルの差が出たのだと思います。」

「そうか、ランシェさんは最高の料理人ですね！」

「いえ、私は1を10にできてもダイ様のように0を1にすることは出来てませんでしたから

私は料理人としてまだまだです。」

さすがはプロの料理人だ

「そういえばダイ様は私に用があったのでしょうか？

申し訳ございません、私が試食をお願いしてしまって」

「そうでした。お肉のブロックを下さい！」

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