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  • 狐の女中:裏への応援コメント

    語り口調でとても読みやすかったです。
    終始化け狐であるゆきのが何かをしでかしてしまうのではないかとびくびくしていたのですが、全くそんなことない唯の女中だったことに少し驚きました。
    本当に、ただ恩を仇を返されてしまっただけ。

    作者からの返信

     丁寧なコメントありがとうございます。
     妖狐って人を惑わすとか誑かすというイメージが強いですが、その一方で義理堅い存在として描かれる事もあるんですよね。ゆきのはどうやら後者の妖狐だったようです。
     救いのない、ただ悲しい物語ではありましたが、最後までお読みいただき、評価まで行って頂き嬉しい限りです。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    虎は死して皮を遺すと聞いた事があります。
    狐は死して名を遺す…。凄い物語を
    描かれましたね…(猫なのにw)!
    とても感慨深く涙する物語✨でした。

    作者からの返信

     小野塚様
     コメントとレビューありがとうございます。
     実を言えば、裏と表でセットの物語になるんですよね。狐は死して名を遺したのです……
     感慨深さを感じ取っていただいて幸いです。

  • 狐の女中:表への応援コメント

    大抵、動物は誤解を受けがち。本当に
    取り殺そうとしてたかなんてわからないのに
    …と。

    作者からの返信

     動物の中でも特に狐ってこういうポジになる事が多いですよね……
     実際には、取り殺したとか籠絡したって話だけでもないはずなんですが。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    あーやっぱり……

    化け狐は化け狐でも、葛の葉さんみたいな真面目で一途なタイプだったんですね(´・ω・`)

    逆恨みされ、謂れのない罪で命を落とす。敗れ滅びた者たちのみが秘めたる真実は、決して明るみに出ることなく、一つの家を破滅へと追いやった妖狐ゆきのの物語のみが残る。

    敗者の歴史もこのようにして、葬り去られてゆくんですよね……

    作者からの返信

     コメントとレビューありがとうございます。
     妖狐って怪しいイメージや悪いイメージが見受けられる事もままあるんですが、ご指摘の通り、葛の葉様のような一途で真面目な妖狐も結構多いんですよね。むしろそうしたタイプの妖狐の話が好みだったりします。

     歴史という部分にも言及していただき幸いです。まぁこういう物ですものね(諦観)

  • 狐の女中:表への応援コメント

    表は勝者が自らに都合が良いように一部を改変した物語のように感じますが、さてさて裏はどうかしら……化かす狐でも、葛の葉みたいに一途なタイプもいたりしますからね(´・ω・`)

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     そうなんです、裏と表では大分印象が異なりますので……

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    面白かったです。怪しいようでただただ真面目だったゆきのさんが不憫でならない!と思ってしまいました。

    作者からの返信

     ありがとうございます。
     どうしても妖怪=悪というイメージは私には定着しなかったのです。表だけであればよくあるお話に過ぎないのですが、裏があるからこそこのお話は成り立つんですよね……

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    自主企画参加ありがとうございます。

    とっても面白いお話でした……! ゆきのの事件のあらましを、表と裏で書き分ける腕。その技術と発想力が羨ましいです。一族から見たゆきのと、ゆきの本人から見た景色が全く異なるところ、現代でも起こりうることで恐ろしいなと思いました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます……!
     面白いお話と仰っていただき(内容はかなり暗いお話ですが)、作者みょうりに尽きます。やはりその、作者自身妖怪が好きなので、表だけではなく裏の話も書いたという次第ですね。

     現代でも起こりうるのは確かに恐ろしいですね。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    仄暗い話かと思いきや、切なくあたたかさのあるお話に胸を締め付けられる思いになります。

    表と裏、ひとつではなく、二つそろって本当の意味で真実が見えるという作りがとても素敵でした。

    素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     そうですね、ホラーと銘打ってはおりますが、どちらかと言えば物悲しく、それでいて何処か優しいお話だったかもしれません。
     表では妖狐にまつわるステロタイプが前回ですが、裏にて真相が明らかになる……というからくりでもありました。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    こんなに素晴らしい(語彙力不足)物語なのに、どこかに、どこかに島崎くんや雪羽くんの姿が出てこないのかと探しまくってしまった僕をお許しください。

    作者からの返信

     まめいえ先生ありがとうございます。
     実はこの話、カクヨム登録の1年ほど前にしたためたものです。
     分量的に丁度良かったので、分割して投稿いたしました。
     誠に残念ながら彼らは登場しませんね。ですが島崎君辺りは知ってそうなお話かもです。
     ううむ、というか性格的に雪羽君の方が刺さりそうな話ではありますね。諸般の事情により。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    企画でお見かけしたので、拝読致しました。

    仄暗くどろっとした表のお話と、切なく温かい裏のお話。対比が鮮やかでした。

    物語しか残らなかったというラストが良いですね。
    広く語られるのはきっと表の物語。けれど、ひっそりと裏の物語も語り継がれているのですと、報われるとまではいかなくとも、ゆきのさんを悼む想いが続いてるようで、ほんの少し救いを感じました。

    作者からの返信

    斑猫です。
     碧月様、拙作をお読みくださり、そして評価までしていただいてありがとうございます。
     仰る通り表裏一体のお話であり、しかも対比が大きいお話でもありますね。
     実は私、結構容赦ない展開のお話を書くのに抵抗が無かったり致します……むしろ「九尾の末裔~」は明るい話に分類されますね(汗)

     それはさておきほんの少し救いがあると言って頂いただけでも嬉しいです。
     今後ともよろしくお願いいたします。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    ご無沙汰しております。班猫様の作品、拝読致しました。

    読者の予想を良い意味で裏切る展開、お見事です。「本当の優しさとは一体何か?」を考えさせられる作品でした。深い感動を与えてくれる作品だと思います(>_<)

    作者からの返信

    斑猫です。こちらこそご無沙汰しておりました。
     ホラーとして書いたのですが、哀しいお話とコメントを頂きましたのでエントリーさせていただきました。
     一見するとステロタイプにまみれたありがちな物語のように見えますが、裏こそが伝えたかった内容でございます。表裏一体の物語なのですが。
     
     感動して下さり、そしてレビューまで下さり有難うございました!

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    企画に参加いただきありがとうございました!
    人を想い人のために行動したのに、それが報われないのは悲しいですね……。

    作者からの返信

    斑猫です。
     評価いただきありがとうございました。
     本当は大切な人のために行動したのに……という哀しいお話をお送りさせていただきました。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    読み合い企画から参りました。この表裏一体となってひとつの物語を編むと言う展開は実に面白かったです。どことなく意味深な日本昔ばなし風の表から、ミステリの解決編とでも言うべき裏へと至るギャップにはグイグイと引き込まれました。どことなくごんぎつねを思わせる悲しいラストはお見事でした。面白かったです。

    作者からの返信

    斑猫です。
     いつも読み合い企画でお世話になっております。
     今作は一応はホラーという分類になっておりますが、昔話や伝承、そしてミステリという側面を持っているのも事実です。そして仰る通り、表裏一体で初めて一つの物語として機能する形になっておりますね。

     妖狐以上に愚かしく邪悪な存在としての人間の振る舞いに目が言っておりましたが、ごんぎつねに似ているというご指摘ありがとうございました。

     評価もありがとうございます。
     ではまた。


  • 編集済

    狐の女中:裏への応援コメント

     1分企画で拝読したのですが、1分と言わずじっくり読んでしまいました。
     事実はひとつでも、真実は人の数だけありますね。客観的に書かれた文章ですが、ゆきのの気持ちを一人称で読みたくなるお話でした。哀れだったのは寅坊。かわいそうに……。
     奥様は生き延びたようでよかったです(他コメントの返信より)が、ゆきのも救われてほしかったです……。

     追記:いや、ゆきのの内心を知りたくなるというだけで、彼女の一人称の物語が必要だとか書いてほしいだとかとは思っていないです。書き方が悪かったですね。この二話で完結している物語だと思います。

    作者からの返信

    斑猫です。
     じっくりとお読みくださったとの事で有難く思っております。
     そうです。こちらの作品は表と裏で一対の物語となっておりますね。
     一見すると何処にでもありそうな昔話の「表」。
     そしてその昔話の真相を暴く「裏」。どちらが欠けても成り立たないと思っております。
     こちらの話はこれで完結していると思っていたので、ゆきのの一人称の物語は考えておりませんでした……
     確かに寅坊は不憫です。彼は何の罪もなかったのに……
     寅坊の実母、ゆきのに優しかった奥様が生き延びて平穏に暮らせたら、というのは私の願望でもあります。
     実はゆきのの一族で生き残りとかがいるという裏設定もあるのですが、それはまた長くなるので別の話ですね。
     ではまた。

  • 狐の女中:表への応援コメント

     本性も何も……。愛する男性を殺されたら誰だってそうなるわ(怒)

    作者からの返信

    斑猫です。
     是非とも裏もご覧あれ。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    一話目の謎が二話目で解き明かされる構成で、二話目を読んでいくとそうだったのかって見方が変わったことに面白みを感じましたね。
    でも、気になるのは、どうしてゆきのは人間の中に混じって生きていこうとしたのかって所です。
    ゆきのに悪意がないと分かった以上、ハッピーエンドを迎えられなかったのは残念でしたね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     表での謎が解明される裏もお読みいただき、また評価まで行って頂きありがとうございます。
     そうですね、拙作は表と裏で一つの物語として成立する内容となっております。ゆきのが人間の中に交じって生きようとした理由……そこまで考えていなかったので恐縮です(汗)
     そして仰る通り、ゆきのには悪意は無かったのに……誠に残念無念な終わり方ですね。色々な意味で。
     善良だった奥様だけでも幸せな余生を過ごせたらと作者も思っております。

     ではまた。
     

  • 狐の女中:表への応援コメント

    企画から参りました。日本の昔話でありそうな物語だと思いました。結局、ゆきのは何をしたかったんでしょうね。
    地の文ばかりでしたが、突っかかることなく読み終えることが出来ました

    作者からの返信

    斑猫です。
     早速お読みいただきありがとうございます。
     そうですね、表の内容単体ではよくある昔話のような内容ですね。

     ではまた。

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    おはようございます。
    自主企画から伺いました。

    舞台が戦前日本でヒロインが旧家の子守女中で主筋の男性から狙われる、献身的に当主の子を看病するがその子は夭折するという展開が拙作と共通していて、そこにご縁を感じました。

    確かにゆきのの運命は哀しいし、彼女を巡る人間たちの方が妖狐よりエゴイスティックで醜悪だという真相は皮肉ですね。

    ただ、小説として見ると、敢えて記録、説話風にされたのかもしれませんが、全般に説明的で本編より粗筋を読んでいるような感触を覚えました。

    もう少し個々のキャラクターを膨らませた描写で読みたかったです。

    失礼しました。

    作者からの返信

    斑猫です。早速のコメントと、フォロー等有難うございました!
     確かに結末は異なりますが、吾妻様の貴作と拙作は展開が似ておりますね。
     真相が皮肉……と言うのは明らかに作者自身の好みですね。
     個人的には妖怪が好きでよく妖怪ものを書いておりますが、妖怪たち、妖狐たちが悪であるですとか、善であるという考えはあえて持っておりません。善か悪かは彼らの心持ち・言動によって決まると思っておりますね。それは人間でも同じかと思っております。
     拙作ではゆきのは善に近く、彼女を陥れた面々こそが悪だったと思っております。
     あらすじのようで物足りなかったというのは申し訳ないです。
     確かに敢えて伝承・記録風に仕上げていたという節はございます。

     ではまた。
     

  • 狐の女中:裏への応援コメント

    ごきげんよう、ゆきのの献身と優しい思いが、当主や周囲の一部の人たちの欲望で絶たれたのは、哀しいですね。
    ひとと妖狐という種別の違いがあるからこその悲劇なのかもしれませんね。
    人間同士、妖狐同士ならば、少なくともあらぬ方面からの疑いもなかったのでしょうから(それでも互いの損得や欲望からくる陰謀や企みは防げないのでしょうけど)。
    甲家の没落はやっぱりゆきのの呪いがあったように思えます。
    ホラーというより、哀しい物語、ありがとうございました。

    作者からの返信

    斑猫です。
     こちらの作品はカクヨムデビューする前に書き上げていた物ですが、丁度いい感じだったのでアップさせていただきました。
     お察しの通り、表が人間サイド・裏が妖狐サイドの物語ですね。
     
     女狐の妖艶さに目がくらんだホラーに見せかけて、人間の愚かさを描いた物語ではありますが、作中の悲哀を感じていただきありがとうございます。

     ではまた。