菫の誘惑
今日は月曜日、学校に行くのが憂鬱だけど嫌がってもどうにもならないので大人しく1人で朝早くに登校しています。
「主人様おはようございます」
誰かに呼ばれたが呼び方で誰かわかった
「おはよう、菫さ...んっ!」
後ろを振り向いて挨拶しようとすると、菫さんが一直線に僕の胸に飛び込んできて抱きつかれた
そして菫さんは僕の胸に鼻を付けている
お腹の方に当たっている胸が少し気になる、
「スゥーーーーーーーーーー」
「す、菫さん?!何してるの?」
「2日間主人様に会えなくてとてもとっても私寂しかったのです、主人様に会えなくて私と体が主人様を求めたくてしょうがなかったのです、さすが私の主人様ですね」
「それで、ごめんだけど離してくれない、かな?」
とてつもなく蕩けていて幸せそうな顔をしてたので少し申し訳なかったが周りにも人はいないがとても恥ずかしい
黙って菫さんは離れてくれた
だけど
どうしても我慢が出来なさそうな顔をして
「主人様♡もう我慢できません!私を存分に奴隷もとい、犬扱いしてください!私は主人様のどんな命令にも逆らえませんし逆らいません!」
「なんでそうなるの!?」
「ふぇっ?」
「もう!こっちきて!」
そう言って僕は菫さんを学校まで連れて行った
引っ張られている時も
「んっ♡主人様のお手が私の手首に、とても興奮します!」
なんかとても気持ち悪かったかも、
なんとか学校につけた
「菫さん、靴履き替えて!」
「いやです!主人様が命令するように言ってくれないとしません!」
そう言って僕に抱きついてずっとすぅぅーはぁと匂いを嗅いでいる
菫さんがなんか調子に乗ってる気がしたので周りに誰もいないし無理矢理靴を履き替えて教室に連れて行った
今日はめっちゃ来るから、痛い言葉を言ったら引いてれるだろうと思って
普段は絶対言わない言葉を言ってやろう思った
だってなんか、やってみたいじゃん、、、
教室に入った僕は相変わらず抱きついてくる菫さんをカーテンの方に詰めてそしてカーテンで菫さんと僕を巻いた
「あるじしゃまぁ?!、ダメです、ダメ!こんなことしちゃ、私どうなるかわかりましぇん!」
まぁ襲う気もなかったのでやってみたかったちょっと痛い言葉言って調子に乗ってるのをやめさせよう
そして菫さんと僕はめちゃくちゃ密着してるわけだけど、なんか菫さん今にも気絶しそうなほど蕩けてるんだけど
「にへへぇー、主人様と」社長令嬢がこんなになるなんて
そして菫さんの耳に息がかかるほど近くで言ったった
「あんまり、そうやって誘って来ないで、菫さんどうなるか分からないよ」
うわー、痛すぎた
けど菫さんからの反応がない
どうしたんだろうと思って顔を見ると
結果
菫さんは「あ、あるじしゃまー!?」
と言って気絶した
なんでこうなったのかよく分からないけど
もうこんなことはしないと思った
さて、この気絶した菫さんをどうするか
起きたら
「なんで!襲って来なかったのですか!」
と言って怒ってきそう、けど実は菫さんが怒ったところを見たことがない
「こんなこと思ってる時点で変態だよなぁ」
1人でそう言って
菫さんを菫さんの席に座らして伏せて寝ているようにした
菫さんが気絶してからめちゃくちゃ教室は静かになった
まだ人が来るまで30分くらいあるからと僕も席に座って意識を手放した
(少しやりすぎたなぁ〜)
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お腹痛い!
国語の授業中便意に襲われ我慢した結果お腹が痛くなった
もう我慢が出来ず「先生、トイレに行っていいですか」
そう言って返事も聞かずにダッシュでトイレに籠った 出たんだけどお腹が痛い余韻があって治らない、
目を瞑って痛いのを我慢していると
「まぁ主人様、お腹が痛いのですね気づいてあげられず申し訳ありません今、治してあげますね」
「へぇっ?、」
目の前に菫さんがいた
「ぃゃぃゃ、なにしてるの?」
授業中なので小声で菫さんに言った
驚きすぎて逆に冷静になったわ、
「主人様にずっと仕えるのが私の使命、生きる意味そのものなのですなので場所、時間など関係ありません」
「授業はどうしたの?それにトイレ汚いから出て行った方がいいよ」
「授業なんて、主人様と比べたらいえ比べるなんて烏滸がましいです」
「主人様のトイレが汚いわけがございません、この菫は主人様の髪の毛一本まで全て愛してます故に主人様の排泄物など私にとっては至宝でございます、
さぁそんなことよりどうぞ主人様の体に最適な胃薬です」
そして前にいる菫さんが渡してきた
本当にどういうシチュエーションなんだか、
僕はそのまま菫さんを信じてその薬を飲んだ
「気をつけ、礼さようなら」
それからお腹痛も治って学校が終わった
菫さんにお礼を言いに菫さんの元へ行った
「菫さんっ、さっきは驚いたけど胃薬のお陰で治ったよありがとう」
そういうと、菫さんは顔を少し赤らめて
「主人様に感謝されて私満足です」
とても満足してそうな顔だった
それから菫さんに一緒に帰ろうと誘われて一緒に帰っているところだ
「今日も疲れたね菫さん」
「そうですわね、主人様に疲労を与えてしまうなど許せませんその疲労を私が癒して差し上げたいのですが、膝枕でも、なでなででも、キスでも、なんなら奴隷としてストレス発散に使ってくださっても構いませんのに」
本当に残念そうな顔をしながらすごいことを言うのでびっくりした
「そういえばなんで今日は菫さんそんなに積極的なの?」
菫さんはいつもなら今日あった出来事はしなかったのに急に僕のことを崇拝してるみたいになり出した
「そうですわねぇ、私気づいたのです2日間会えないだけで私の心は死んでいましたの、主人様に会えない、会いたい、触って欲しい、名前を呼ばれたい、主人様のことを思えば思うほど主人様を求めてしまって、私気付きましたの私は主人様ためだけに生きて主人様を一生支えられるような人であるべきであることを、それから主人様のことだけを考えて行動していますわ」
「ですから、主人様に命令されれば私は断れないのですしかしながら私は主人様の命令ならどんなことでも喜んでいたしますので何なりとお申し付けくださいね、もちろん性的なことでも構いませんむしろ私はそっちの方が嬉しいですけど」
自分の欲望と少し混ぜて凄い勢いで言葉の雨を降らしてきた
「なんか、凄いけど菫さんも自分のこと大切にしようね?」
「はい、主人様がそう仰っているなら私も従えざるをおえませんね」
そう言ってニコッと笑った顔は僕にとってとても可愛らしく思えた
「そろそろですわね、それでは主人様私こちらですので、また明日お迎えに行きますね」
菫さんはここから僕と反対方向に位置しているからここで別れなければならない
そして帰り際に
「あ、そういえば主人様♡明日も私と主人様のことカーテンに包んでくださいね♡」
そう言って忘れた頃に朝僕がした恥ずかしいことを思い出させてきた
「菫さんが調子に乗ってたらするかもねぇ〜、ばいばいす菫さんまた明日ねー」
軽くあしらって僕はお姉ちゃんことボス戦に挑むのであった
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あとがき
1万5000ものPVありがとうございます!
いつも小説を読んでいたりするのでフォローとかいいねとかして下さってそれを見るときはとても嬉しいですありがとうございます!
久しぶりに書いたので500文字程度長くしてみました
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