第3話 光(リーナ)を求めて...

《登場人物》

[アーサー・ラス・クルーガー]

主人公。17歳の青年。恋人救出のために強くなった


[トライト・ウーズ]

主人公の相棒。許嫁を守るために強くなった


[クライオリナ・エル]

アーサーの国の女王。表彰や授階級式、式典を取り持つ


[アレキサンドライト・バルト]

アーサーの軍内の上司であり、この国の将軍。


[エンフィヨルド・X・レノン]

軍の最高司令官で随一の知将。


[ドロイト・ティジ・スターク]

アーサーの直属の上司に当たる。一番隊隊長。


[ファーライヤー・ミラ]

軍の救護担当でどんな傷でも治す天使と称されている


[ダグラス・アンスール]

敵国の将軍でアーサーの因果の相手


[ブラッドリー・ガイア]

敵国の兵器開発をする科学者(マッドサイエンティスト)であり、ダグラスの部下



〜初陣を終えて自国に戻ってきたアーサー達は此度の戦での活躍が認められて表彰式に出ることとなった〜

エル:これより都裏の渓谷の戦いでの戦果の挙げた者達に褒賞と地位を授与する

   表彰式展をここに開催するすることを宣言する!

バルト:お! やっと始まりやがったかぁ! 随分と待たせやがってよ!

レノン:いよいよですね。今回は面白い感じになりそうです......

アーサー:いざとなると緊張するな......

ウーズ:それは場馴れしていないからだと思うがな

エル:それでは本日の戦いで軍を勝利に導いたレノンに武功第3功と400金を。

   よくぞ策を講じてくれた。大義であったな。

レノン:女王様、ありがたき御言葉。

エル:続いて第二武功。此度の戦では2人います。先ずはドロイト・ティジ・スター

   ク。前へ。彼には武功第二功と500金を。

ドロイト:有り難く。

エル:貴方が死者を出させないようにその場で最適解で周りを導いて犠牲を最小限に

   したそうですね。実に大義でありましたね。

ドロイト:はっ! 至極恐悦です。

エル:では第二功二人目。トライト・ウーズ。

ウーズ:はっ!(敬礼)

エル:前線を切り開き、敵を蹴散らした他冷静な判断で勝利に貢献したと聞きました

   これからの活躍にも期待していますよ。大義でした。

ウーズ:期待に応えられるようにより一層日々精進してまいります。

エル:最後に特別武功第一功勲章。アーサー・ラス・クルーガー。

アーサー:はっ...はい!

エル:(小声で)もう少し肩の力を抜きましょう?ふふ。

   此度の戦で軍に勝利を齎してくれた! よくぞ都を守り、勝利に貢献してくれ

   た。私からも感謝する、実に大義であった。

アーサー:ありがとうございます。

バルト:あの新人面白いのぉ! やりやがった! がーはっはっはっ

レノン:如何にもですね。もう一人は上手くやったみたいですが......

ウーズ:なかなか面白かったぞ。アーサー。軍長にもウケてるしな。

アーサー:別に笑いを取ろうとしてないんだけどな......。

エル:以上此度の戦での表彰式典を......


ドガーン‼︎‼︎‼︎‼︎

〜式典が終わるタイミングで女王の言葉を遮るかのように突如大きな爆発音が国中に鳴り響いて辺りは騒然と緊張が張り詰めた〜

バルト:何をやっているんだ?お前ら軍兵だろう?襲撃やもしれん。出るぞ!

アーサー:なんかやばい雰囲気だな。早く行くぞ!

ウーズ:当然だ。

バルト:特に何かしらの異常があるわけでもないし、怒号一つも聞こえんな

レノン:北東30度の方向から致死性のある毒を含んだ風と爆撃音が聞こえて来た模様

    です。

バルト:確かその方向は......

レノン:はい、帝国の兵器の研究所と実験場がある山脈の方角です

バルト:なんか危機感を得たのはワシだけかぁ?

レノン:いえ、私も感受致しました。

バルト:感受したものが同じだとしたら身の危険は時間の問題だな。ならば

    今度はこっちが攻める番じゃノォ。戦闘したくて血が疼いておる。

アーサー:早くも第二陣か......なかなか気分が休まりまらねぇな

ウーズ:「前の戦で無理をしたから全然疲れがとれていない筈だが大丈夫だろうか」

    アーサー、大丈夫か?無理はすんなよ?

アーサー:無理がどうこう言ってらんないだろ?あいつらを叩き潰してリーナを返し   

     て貰うまでは気が抜けないんだよ

ウーズ:そうだな......

〜その後敵地の科学研究所に急行して乗り込むこととなったが不測の事態が起きてしまっていた〜

レノン:今回の奇襲だが如何に短時間で壊滅させられるかにかかっている。が......

帝国の軍が進軍したとの噂が入ってバルト軍隊長が駆り出されてしまったた

    めこの場は私が指揮する!

アーサー:俺らだけで十分だよな! ウーズ!

ウーズ:嗚呼。だが隊長がいないとなると苦戦しそうだ......

ドロイト:お前らはお互いに背を預けておけ。今回の作戦もだが個々での力が欲しい

     だからお前らで先に行け。雑魚は俺と他のやつに任せておけ。

     期待しているぞ。

ウーズ:隊長も来ていたんですね! 作戦内容了解しました。

ドロイト:よし、そろそろ突入のタイミングだ。一気に行くぞ

アーサー:言われなくてもわかってるってーの

レノン:時はきた。蜂の巣だ。

ドロイト:一番隊俺に続け!

〜中にいた敵国の研究員は峰打ちして生捕にし、看守や衛兵は切り捨てて二人は最奥の部屋へと勢いよく飛び込むとそこには目を疑う光景が広がっていた〜

ウーズ:なんだここは......腐卵臭が立ち込めてる......

アーサー:それもあるが、異様に広いな。表彰式展のとこより広れぇ

ウーズ:な、なんだこれ!?人間兵器?

アーサー:全然人の形を......原型留めてないぞこれ

ウーズ:気分が悪い......うぇ......

アーサー:今は耐えろ。来客だぜ、

ガイア:どっちが来客なんだかなぁ。人の家に土足で上がり込みやがってよぉ?

ウーズ:それはそうと前の爆発の元凶はお前か?

ガイア:お前らに教えることもない。ご名答!お前も残骸になるか?

アーサー:そう易々とやられる訳にいかないんだよ!

ガイア:威勢は十分か。いい声で鳴いてくれそうだぁぁ!

ウーズ:とち狂ってますね。ここで絶対に排除しなきゃ行けないな

アーサー:同意だ。舞うぞ!

ガイア:いつ? 簡単に死ぬ訳ないだろぉぉwキャハハハハ!

ウーズ:アーサー待て! あの短剣、分かりやすく毒が塗ってある

アーサー:おっと! ホントだな。絶対に触れずに行くぞ

ガイア:バレてんなぁ......なんでダァ?んでダァ?でダァ?ダァ!!!

アーサー:とりあえず遠慮なくちゃっちゃと片付けに行くぞ。本気だ

ウーズ:あれ疲れるんだよなぁ。ま、いいか。あわせる!

アーサー:喰らっとけ! おりゃ!はっ!

ウーズ:早くもトドメだ!

ガイア:ぎゃぁ! 死ぬぅ〜〜〜〜......くっひひひひ

ダグラス:[軽々しく大剣で受け止める]軽い......甘い。

アーサー:な、なんでお前がここに居るんだよ! 

ウーズ:軍隊長が相手をしに行ったはずじゃ......

ダグラス:そいつはフェイクだ......猿どもはかかったみたいだが。

     それよりこの四年貴様は何も成長していないな。

     相手は大将軍だぞ?天下一のな。

〜アーサーが呆気に取られている間に気付くとダグラスは目の前にいて詰められ蛇に睨まれたカエルのように何も出来ずにいた〜

ダグラス:やはり威勢だけで何も出来ん小物か。焚!

〜ダグラスの一突はアーサーの横を掠めてウーズの腹を貫いたと同時にあたりに血飛沫が舞った〜

ウーズ:ぶはぁぁ......ぐっ......かはっ

アーサー:ウーズ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

ダグラス:他の仲間が来ると流石に骨が折れる。引くぞ、ガイア。

ガイア:またお会いしましょうねぇ。クキキキキキキキキ

アーサー:俺の相棒傷つけて逃げる気か! 卑怯者が!

ダグラス:弱者は失うばかりだ。つまらん。

〜その後ドロイトが残りの一番隊を率いてきて、更に万が一のことを予期して医療班も連れて来ていたこともありギリギリウーズは一命を取り留めた〜

ドロイト:部下がいつも世話になっているが今回は無理を言ったな。

ミラ:ええ、傷も深くて大変でしたけれど、私がその場にいる限りは誰も戦場では死 

   者は出させませんよ。絶対に。

ドロイト:そういえばアーサー、いえ、付き添いにいた少年の行方はわかりますか?

ミラ:確か〜......

ドロイト:そうですか......クソッタレが。









   

   

   


























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