みんな違って、みんないい
妄想新生活に心躍らせ、ますます自由度が高くなっていろいろなことに挑戦できるぞ!と意気込んでいた矢先、そんな妄想をぽっきり折れてしまう。その名も五月病。本当にそんなものがあるのかと実感してそれがじわじわと自分を追い込んでいくのかと、それに拍車をかけた家族との絆がバラバラになりそうで、やるべきことに集中できなくなってしまって、一生に一度しかない人生が上手くいかないことばかりで、マイナーな思考に陥ってしまう。それはとても危険な事です。
チャンスを逃すのと一緒なんですよね。後悔先に立たずとはよく言ったものです。
ことの発端は、思った授業と内容と違っていた、授業での協調性に対する不信感、それと3時間と少しの通学時間で大学に行っていていいのか?と考えるようになり、とある朝、寝坊して英語の必須授業に遅れてしまって、途中で行く勇気がなくて、初めて授業をさぼってしまったんです。でも、さぼって気分転換しても何も変わらないとわかって、自分が本当にやりたいことはなんだ! やりたいことをやれていないこと、これでは自分は変われないではないか! はやく、声優として仕事がしたいから、生き急ぎ過ぎてからまわっていました。他にも、小説書いたりしたいけど、勉強といろいろで、やりたいことを全てできない自分にイライラして何かをしてもできないという自分の殻に閉じこもり、失敗ばかりしている私自身の生き方に自信がなくなって、結果を出せない人間は駄目人間だと自分で自分を追い込みました。そして、妹の反抗期と母と、祖父母との家族関係が悪化し、私は多分軽鬱になっていたんです。電車に乗り、人と触れ合いそうになるだけで涙が出て来る。つらくてつらくて、なぜこんなことで辛いんだ、自分は弱い人間なんだと攻め続けた結果、自分ではどうにもならず、大学の心理カウンセラーに助けを求めました。その1回の面接で救われ、勇気を出して聞いてもらってよかった。自分の置かれた立場が客観的に見てもらうだけでどれほど救われたか。辛いときは相談していいんだって、声を上げてもいいんだって思って、母にも本当の気持ちを伝えたところ、すれ違っていたというか、私の思い込みだったというか、きっとわかってもらえないだろうっていう気持ちの先走りだった。カウンセラーから助言を頂いたのは、「あなたは父親の役目をしているのよ」との一言。この一言ですべてが一致し、頭の中にあるもやもやの整理がつきました。自分の立場を理解できるということは有り難いなと思いました。
そこからは、やりたいことを全てやりました。しかし、それでも自分への本当のコンプレックスを克服できずに挫折が続き、きっと、私がやりたいことはきっと私には向いていない。目標を失いかけましたが、趣味として楽しみとして好きなことに没頭しようと決めました。自分で諦めるってすごいエネルギーいるんですよね。
私が知っている曲で、大好きなアニソンがあるのですが歌詞一部に「諦めきれるくらいなら 最初から興味もたない」とあり、何回も聞いて自分の中で少しずつ整理していきました。私は興味があるものにあれこれと手を出して、あれもこれもと中途半端になってしまったことが結果を出せなかったと思います。
一つのことを決められずにいた日々。私は行動よりも考えてから行動するのです。失敗が恐かったからです。いろいろと幼少期からのトラウマで 失敗=叱られる、バカにされる という思い込みがあってとにかく、人に失敗するところを見られたくない、だから、習い事でもなんでも、勉強している姿を家族に見られるのも嫌でした。例えば、学校のテスト前に勉強をしているのを家族や他人に見られるのは嫌で、テストの結果だけを見せたいと思う様になったのは高校生の部活を辞めた時からでしたね。
今から思うと、自分の居場所を探しに必死だったのかもしれないです。自分が一人で生きていくだけの力が欲しい、でも社会の理不尽さも身に染みていたので、歯車にならず、周りがやっていなことをやりたかった。見下してきた人たちに復讐したかったんです。
声優養成所時代の講師の方に、心の殻を破って、見返すじゃなくて自分の為にやった方がいい」とアドバイスを受けました。人生のアドバイスをしてくれる大人がいない環境で、親身になってくれてただ嬉しかったでう。インターネットが普及しているから、ネットでどうすればいいのか情報が簡単に入ってしまうから、人よりも、自分で調べて自分で解決できるような時代になってはいますが、でも身近に理解してくれる人がいるだけで心は軽くなることを私は知っています。ネットの中で籠って一人で抱え込んでしまうより、苦しい時は助けを求めることは悪いことではない。負けではないのです。
私は今本当にやりたいことを見つけました。それに向かって勉強をしてすごく充実しています。早く仕事につなげていきたいとも思っています。人は失敗をして学んでいきます。だから、これが駄目だったらどうしようと悩むのではなく、やってみてだめだったら、次が見つかる。それが早いか遅いかだけの違いです。
でも、何故、失敗を恐れるのか。それは経済的に不安を抱えていたり、周りの方がこうだからと、世の流れに流されているのではないでしょうか?
今の仕事が安定していて特に目標もないからなんとなく会社にいってお給料もらってそれでいいやと思う人はそれで良いのです。結婚などの問題は本当に結婚をしたければ、出会いを求める場所に自分で行動すればよいと思います。なんとなくでは自分の望む方向へはいかない。人生は十人十色なので、皆違って皆いいのです。自分の人生に責任を持てるのは自分だけです。自分の歩み方で周りの人間関係も変わって来るでしょう。私は、もう自分の失敗で自信を無くしたくないと思い、考えても時間だけが進んでしまうだけなので、先に行動してしまえ! と開き直りました。
行動力は大事! 自分に正直に! 生きるを楽しく! それが何よりの幸せだと思います。人様に迷惑をかけないことそれが普通なんです。それだけは世の中のルール、秩序として守っていければ、十分です。
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