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第1話への応援コメント
実はですね。
わたしは、少しだけ、覗き見してしまったのですよ。
1. 【最初のページ】
***昭和○○年○月○日***
今日、私のところに“天使”がやってきました。
うちの子にしては、額が広くてびっくり。
誰に似たんやろ?……いや、たぶん私やな(笑)
名前は――寿子。
私の“寿”を残したかったんや。
だって、あなたは、私の“命の延長線”やから。
2. 【苦労の日々を笑い飛ばすように】
夜泣きがひどい日が三日続いて、ついに私はテンパった。
哺乳瓶じゃなくて、「おでんのだいこん」を握りしめて寝かしつけてた。
でも、あんたはそれを「にこぉ~」って笑って見てた。
わけわからんけど……
あの笑顔が、全部チャラにしてくれたんよ。
3. 【少し大きくなった寿子への思い】
あんたが3歳になる少し前、私のことを「かあたん」と呼んだ。
その瞬間、なんかわからんけど泣いてもうてな。
“母”って、あたしはちゃんとやれてるやろか?
いつかあなたが親になったとき、
「うちのおかんはおもろかった」って、
あんたが笑って思い出してくれたら、それでええねん。
……私にも2人の娘がいます。
とてもよい物語だと思います。
第1話への応援コメント
一万字近い分量だそうですが、スピード的な意味でも一気読みできました。細やかな描写なのにとても文章が自然で読みやすく、かつ豊かな感情の起伏に彩られた、生気に溢れたストーリーという印象です。
このおばあさんは亡くなる直前まで認知が怪しくなることもなく、子供にも孫にも愛されて旅立たれたのですね。同じような年齢で、しかし全く生活雑貨の整理が進展する様子もなく、日々も衣食住もだいぶんガタが来ている両親と顔つき合わせて暮らしている身には、実にうらやましい……加えてこの気遣い溢れるお人柄。まあ物語の中でこそ、美しい話を読まなければ人間やってられないとも思うんですが……。
"探し物"が育児日記だったというのは、なかなか味のある話でした。しゃちほこばった言い方になりますが、女三代の世代のつながりを物語の軸においた、一本筋の通ったテーマ性がいいですね。ただ、私の感覚では、ですが、締めがなんかこう……何行か何十行かはわかりませんが、やや物足りない気もしまして、僭越な感想で恐縮ながら、そこが画竜点睛を欠いたという感じも残りました。
性分で、つい長め暑めのコメントになってしまいます。頓珍漢と思える箇所等ありましたら、どうぞ読み捨ててくださいますよう。
第1話への応援コメント
美子さんと、若いころの姿にもどった寿美子さんとの会話。正体がわからないのに、生前の祖母との会話よりもくだけた会話だったのでは、となぜか思えました。
とても幸福な最期の会話だったのではないでしょうか。