時雨です
最初に今回評価が遅れて申し訳ございません。七月に入りリアルの方で忙しかったので遅れてしまいました。
読んでいてよかった点
読みやすくてキャラがしっかりと生きていると思えるところはとてもよかったと思います。展開等も特に問題がなかったと思います。
悪かった点
主人公とヒロイン視点での交互にやるのはいいですが、そのメリットを出すことができていないところです。
交互に視点を変えることのメリットはその場の雰囲気を伝えやすくなるというのもあります。そしてデメリットとは物語に感情移入がしにくい点です。
視点が変わる関係上、このようなデメリットが表じるのは仕方ないですが、それでもこの方式が使われているのはメリットである雰囲気を伝えるというのが上手く使えばデメリット以上の利益をもたらすからです。
今回はそのメリットとが完全に上手くいってなかったと思いました。小説を読んでもらう上で読者に考えさせるもしくは読者にを魅了させる必要があります。
それをさせるために視点を変えるという手段があるのです。
例えるならマジックと同じです。
まず、マジシャンは観客に問題をあたえます。
例えば、今あなたが考えた数字を当てます。
観客は思うわけです出来るわけがないと。そこで実際にやって見せることで観客にどうやったのかを考えさせます。
次に考える時間をあたえます。
人は考えるほど答えが気になります。
それを助長するために一流ならヒントや話術を使います。
それがピークになったら答えの提示をします。そうする事で観客に強い印象やもう一回見たいという感情を与えるわけです。
これを小説に言い換えるなら、メインの視点で読者を物語に引きづりこみます。方法は自由、疑問を提示させるのもありだし、引き込まれるような話術をするのもありです。
そしてメインの視点で疑問与え、それに対してサブの視点で疑問に対する答え合わせをするのか、疑問に対してヒントを与えるのか、疑問に対してさらなる疑問を提示してより読者を引き込むことをするのです。
もちろん、この方法にこだわる必要はありません。何故なら、目的は読んでもらうことであり、そのための手段に過ぎないのだから。
今回読んでみて、メイン視点、サブ視点の入れ替わりが多く。どちらも行動に対する原因が書かれているので、ぐっとくる感情が湧かなかったなと思いました。
僕は結果が全てだと思う人ですが、一人称でやるなら視点は基本変えないのがルールらしく注意してくる人もいます。
そこらへんの折り合いは決めておいた方がいいと思います。
自分の書いた小説を読んで欲しいと思うならある程度の我慢や工夫が必要です。
知ってもらいたいという気持ちはものすごく分かりますが、何かしてもらいたいならこちらが先に損をする必要があります。今回ならその気持ちを我慢することです。
キャラはとてもよく、特にヒロインはこういうのありそうだよねと思ってしまうレベルです。
より良い物語になることを期待してます。
送り仮名が間違っているようです。
「あざ笑れたとき」⇒「あざ笑われた」
作者からの返信
ご指摘ありがとうございますm(__)m
すぐに修正しときますね。