☆4200突破感謝記念SS 何故花組になったのか?

「第一回!オハナダンジョンの皆でチーム名的なの考えてみようの会ー!!」

「わー!!一回目にして最終回ー!!」


どうせ誰もオハナの所へは辿り着けないのだからオハナが居ても居なくてもオハナダンジョンの運営は可能――――という事で、サンガによって代理で運営されている珍しくオハナ不在のオハナダンジョンにて、これまた珍しく今日はオハナ以外のダンジョンメンバーが全員揃っていた。


そこでカナきちは前々から考えていたオハナダンジョンメンバーという枠組みに対する正式名称を考えようと提案したのだった。

一緒になって声を挙げたのは久しぶりのログインで、おかしなテンションが上がったホタルだった。


「オハナちゃんが居ないのにそういうの決めちゃって良いのかしら?」

「そうだぞ。リーダー不在でそういうのを決めるのはさすがにまずいだろう」

「そうです。オハナさんが決めたものが正式名称で良いじゃないですか」


これに反対意見を投じたのはワヲ、コテツ、プリムだった。


「オハナさん絶対信者のプリムさんは難しいかもしれないっスけど、ワヲさんもコテツさんもよく考えてみてくださいっス。オハナさんがそういう名付けのセンスが致命的なの知ってるっスよね?きっと訊いても珍妙な名前を付けるに決まってるっス!」


「「「………確かに!!」」」


まさかのプリムの同意まで得て、話し合いは行われた。




「自分としてはカッコ良く『Garden』なんてどうっスか?」

「何か何処かで聞いたことあるようなグループ名だな」

「ビジュアル系バンドに居そうよね」


「聖オハナ騎士団なんてどうでしょう?」

「「「却下!!」」」


――――様々な紆余曲折を経た会の名前決めは難航した。


「………皆さま、まだやってたんですか?」


ふよふよと代理でダンジョンを運営(嬉々として挑戦者たちを撃退しているのはオハナ眷属たち)しているサンガが訪れた。

サンガとしても名前は主であるオハナが決めれば良い派だったが、当のオハナに決めようとする気配が無い。あれば便利ではあるので決めてくれるのならばわかり易い名前にしてくれれば良いくらいに考えていた。

それと同時に、この会の存在がオハナ眷属たちに知られると絶対面倒なことになるので見つかる前にさっさと決めて終わらせてほしかった。


「………お花組が良いと思います」


そんな中で出たテンションが落ち着いたホタルによる提案、


「「「お花組………」」」


何故か全員、不思議としっくりと来る感覚があった。


「どうせなら『お』を取って〖花組〗ってのはどうだ?」

「他に〖月組〗とか〖星組〗とか居そうだけど、華やかで良いと思うわぁ」

「〖花組〗………どうしてでしょう?オハナさんにぴったりな感じがします」

「自分も何故かオハナさんを思い浮かべるとしっくり来たっス!」

「私も、『お』を取ったらとてもオハナさんのチームって感じがしました」


早く終わらせたいサンガは思った「この流れに乗るしかない!これ以上はオハナ眷属に見つかって面倒なことになる!」と――――。


「〖花組〗、オハナ様らしいネーミングセンスを残しつつチーム感もあって良いのではないでしょうか」





こうしてオハナダンジョンメンバー改め〖花組〗という名前は主であるオハナに通達されることなく、サンガからクロードへ。そしてサーチェ、カーマインたちによって広められていく事となったのだった。

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