リメイク元の作品が本当に好きで堪らない。だからこそ、このリメイクを最初に見たとき、正直かなり失望した。
それでも無理やり読んでみて気づいたのは、物語としての完成度は、たしかにこちらのほうが高いということだ。煩雑に並べられていた事象や長々とした表現は丁寧に書き直され、驚くほど読みやすい。原作で引っかかっていたポイントもきちんと修正されている。
ただ、榊木彗という人間を“観る”なら、私は原作のテンポの良さや、とっ散らかった熱量のほうがはるかに好きだ。
文章として美しく整った物語を楽しみたいなら、この『わたしの愛した彗星』を勧める。
逆に、文字が映像に変換されて、効果音やBGMやセリフまで頭の中で「再生」されるタイプの人には、『毒舌少女のために帰宅部辞めました』のほうを勧めたい。
このリメイクが失敗作なわけでも、駄作なわけでもない。むしろ「ラブコメでおすすめある?」と聞かれたら、真っ先に挙げるくらい素晴らしい作品だ。
ただ、リメイク前とは文章の向いている方向が違うように感じてしまった。それだけの話である。
物語が一本の矢印みたいに最初から最後まで綺麗に纏まっていて気づいたら読み終わっていました。主人公の彗とヒロインのアリナの掛け合いがいちいち秀逸で、思わずふふっとしてしまいます。メインの2人を含めたキャラクター達がみんなちょっと変わったところを持っていて、その癖のある様子がいきいきと描かれているので読み終わる頃には全員を好きになっていること間違いなしです!
また、この作品はよくあるようなただのラブコメではなく、ちょっと重めなパートや思わず涙してしまうような場面もありますが、それら全てが絶妙なバランスで本当に面白いです。
そこまで長すぎず、読み始めたらあっという間なので是非読んでみてほしいです!!!!!
バーサーカー・マサオ最高!!!!