第18話
翌日。
「リベンジするわ!」などと宣言したボーイッシュな幼馴染マヒロが。
ガチでキャラ変を終えて、
俺の家へと再び来た。
髪の毛が急に茶髪のロングヘアになり。
後で分かったことだが、姉から借りたウイッグでのせいでそうなっており。更に、今風のメイクまで完璧にし。
「シンジ、お待たせ!」と
身体を少し斜めに傾けて。
俺のこと上目遣いで見てきたもんだから、
た、堪らねぇ!!
こ、こーゆうのあざと可愛いって言うんじゃねぇのか!!
「さ、部屋に入れて。
そんで、アイリちゃんにご挨拶しよ?」
更に。
「あ、それがだな、、あいつ、具合悪くて
今、寝てんだよ。多分、裸で寝たのがいけなかったんだろ。それでな、
おかゆを俺がこれから作んなきゃいけないんだけど、どう作っていいか分からなくて困ってて...」
「ふーん。
じゃあ、私がネギたっぷりの卵がゆを作ってあげましょう...!
女子力もある女で、更に容姿も良かったなら、
諦めるっしょ?」
「だ、だといいけど、、」
「あーそうそう!言っとくけど、
新しい彼女できた!って、アイリちゃんには紹介してよね!」
「ボーイッシュが、見事な変貌を遂げた、なんて言わなくていいからね!」
「なんで?」
「なんか、私、劇的ビフォーアフターしたの照れくさいし、真相告げるの
余計なことだと思う。
取り敢えず、新カノを認めさせれば、
いいわけだからさ」
「どうよ?林ユーコさんより、
見た目とかよくない?」
「お、おう、そうだな、、お前の方が可愛いな。あ、あと、ホントはお前だということ内緒にする...!」
「じゃあ、台所借りまーす!」
そう言って。
マヒロは手早く。卵がゆを作って見せて。
「ちょ、シンジ、
味見て?」
「はい、あーん」などと
キャラ変も含めて、
おかしくなってて。
外見が変わると、中身も変化が
出る系なのか?などと、俺は考え、
真っ赤になってた。
何しろな。
見た目、ドストライクになってて。
更に中身もデレデレだから。
俺は完全に心、マヒロに
持っていかれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます