異世界小説には少し飽きてきた自分にとって、この転生ストーリーは嬉しい驚きでした。舞台はおなじみのファンタジー世界でありながら、その文体は西洋風で、まるでJ.R.R. トールキンを彷彿とさせるような雰囲気があり、とても新鮮に感じられます。使い古された設定も、このクラシックな文体と丁寧な描写によって、見事に生まれ変わっています。まさに楽しく、引き込まれる一冊です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(35文字)
たくさんの星を得て、書籍化も果たしている本作。私が更新を楽しみにしている作品ですが、レビューを書いていなかった事に今更気づいて一筆。この作品の素晴らしさは多くのレビュアーさんが渾身のレビュー…続きを読む
悲願を果たす為には犠牲も覚悟の上。それでも心を痛め、苦しみ、葛藤する主人公の心理描写が刺さる。特に宿敵にも心を動かせる主人公だから余計に、ね。でも人として読むと倫理観が行方不明になるから、…続きを読む
人族の勇者が魔族の王子に転生し、人族側のために魔族への復讐をしていくという内容。他のレビューにもあるように、魔族として転生した主人公の何気ない日常や合間に挟まれるパロディで笑いを誘いつつ、そうし…続きを読む
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