第29話 お墓にはいません 飼い主が替わったダックス君2

ダックス君 享年16歳 5年以上前に逝去。

      共同墓に眠っているが、5年後に散骨予定になっている。


質問 ずばり、お墓に魂はありますか?

   お墓に通った方がいいですか?


<魂は、お墓にあるかって?

 無いね!!(そこにワタシはいません~♪眠ってなんかいません~♪)


 お墓に行かなくても、写真見て、ボクの事を思い出してくれてるから、

 それで十分だよー。

 ボクの魂は、犬界にある。そして気の向くままに、家に戻ってる。

 お母さん、ボクの写真を見て、時々泣いてるでしょ?

 まだボクの事を思ってくれてるのは嬉しい。

 でも、悲しい気持ちにはさせたくない。

 だからもう、泣くな!

 ボクの笑ってる顔を思い浮かべて。

 楽しかったね~♪って、いつも笑顔でいて欲しい。

 寂しい時は、ボクの写真に話かけてよ。

 ボクは、姿が見えないだけで、そこにいるから。

 お母さんの声は、ちゃーんと聞こえているのだから。>


<お母さんはさぁ、病気を発見できずに、

 ボクを早く死なせてしまったと思ってるようだけど、全然違うよ。

 ボクは15歳の予定で、そっちに行ったんだ。

 でも、16歳まで生きたよね。

 ねえ?それは誰のせい?誰のおかげ?

 お母さんが、一杯愛情を注いでくれたからだよ。

 お母さん、ありがとう。お陰で予定よりも長生きできたよ。>


 他に、お母さんに伝えたい事、あるかな?


<そうだねぇ。ボクはダックスはばっちり出来たから(自信ありますな!)

 次は、猫になってみようかな?

 (動物は動物の範囲内で、いろんな動物に生まれ変わります)

 猫ってさ、ボクと大きさは、あまり変わらないのに、

 考え方が全然違うよね。

 怒るし、自由だし、図太いし(注*ダックス君のみの意見です)

 あんな太々しい態度、ボクには出来ないよ。

 それが不思議だから、次は猫もやってみたいよね(好奇心旺盛ですな)


 あ、まだ転生しないからね。

 暫くは、ダックスのままだからね。

 お母さんの事、見守ってるよ。安心してね。>


お墓参りに行けなくても、大丈夫ですよ~。

写真見て、思いを馳せるだけで、届いてます。

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