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二十一回目は許されない

二十一回目は許されない

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★★★
★26
9人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 遊井そわ香
    955件の
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    ★★★ Excellent!!!

    才能がないなら、生きる意味がない?

    二十種類の適性診断によって、才能がないと見なされれば人格が消される世界。
    ひどい世界だと思うかもしれない。
    でも非行に走ったり、孤独に引きこもったり、絶望のなかで生きるとき、最初からいないほうが良かった。自分の存在を消してしまいたい。そう思ったことのある人、いるのでは?

    親は子供に幸せになって欲しいと願う。でもその幸せってなんだろう?もし子供がお腹にいる時点で、幸せに生きられる可能性が低いと診断されたらどうするだろう。
    幸せとはなにか、考えてしまいます。

    人権を無視した怖い世界のようでありながら、人の心の奥にある闇を浮かび上がらせるようでもあります。
    読後、あなたはなにを感じるでしょう?




    • 2021年3月23日 12:37