第6話 ののはな亭の厨房で

こちらはダンジョン付近の街 本店 ののはな亭


りりん!リンリン ベルの音

可愛い音を立て また電話が鳴る 別の電話ファックスもガーガーと音を立てる

「はい!わかりました」

「次のオーダーよ 豪華版ののはな亭特選お弁当セット 

和風フルバージョン12人用」

「それと ののはな御膳 春の宴 これはアリア・ギルド本部で 祝賀会用ですって」


「了解よ!」「早速 準備です くふ」「春の宴は ちらし寿司ね」「はーい」

「こっちに材料を廻してくれ!」「煮物はまだか!」


「特選弁当は おにぎり、海苔足りそうかしら」

「おにぎりの数に それとショウガ入り醤油ダレにつけた鳥の唐揚げ」


「白身魚とシャケに 煮つけした根野菜と・・」


「コロボックルちゃん達にも手伝ってもらってね」「はい」

小人のコロボックル達も混ざり 料理や後かたずけ等の作業に勤しんでいる


リリン ガチャ 小気味よい音を立て電話が鳴り 電話機の受話器を取る

「はい 注文ですね ののはな亭です」

「ダンジョン52階層から注文です 特製・博多ラーメン4つとチャーハンに 

おにぎり6つです」


大きな厨房 数人の人間と共に 

先程帰ったエルフぽい黒髪の少年リジャが混ざっている

「あー はいはい 注文ね」

「他にもダンジョンの出店に届けるエビピラフ弁当、おにぎり弁当ウインナー付き

チャーハン各種」 

「和風の煮物のカブと鳥肉をお願いします」

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