第8話
三連休も終わってしまったので今日から学校である
~学校~
前にも話題に出たが俺のクラスは2年1組である
そして今は8時25分
俺は学校に到着しクラスへと入った
いつもは特に面白味のない学校生活だが今日からは違う、クラスは離れているが同じ学校に友達がいる
そう思うと心は明るくなった
授業は8時30分からでけっこうギリギリだが俺は自転車通学なので今まで遅刻をしたことはない
電車やバスと違って遅延はないしいざとなればスピードをあげてなんとか学校に駆け込むことも出来る
雨さえなければ自転車は最高だと思う
そんなことはさておき隣の席にいるのは松島若菜、たまに世間話をする程度の仲である
俺としてはもっと仲良くしたいとは思うがおとなしい人みたいでそこまでしゃべることはない
ちなみにこの前のテストは学年5位だったらしい。俺より上位だ
外見に関して特筆すべきところはないと思うが、しいていうなら髪は肩のあたりまで伸びていて身長は普通だと思う
いつも通り授業は始まった
1、2、3、4時間目を終えて昼休み適当にお弁当を食べて、まあ何をするかと言えば、ネット小説を見るしかない
と思っていたら声をかけられた
誰かと言うとさっき紹介した隣の席の松島若菜さんである
「平井くん今日なんか表情が明るいね」
「そうかな?
気のせいじゃない?」
「ううん、絶対そんなことないよ
彼女でもできた?」
へ?
まさかそんなことあるわけがない
友達らしい友達も先日までいなかった俺に彼女など出来るはずがない
「まさか
そんなことあるわけがないじゃん
俺と付き合いたい人なんていないって」
「へーそうなんだ
じゃあ気のせいかな
でも平井くんもっと自分に自信もっていいと思うよ」
「そうかな
まあ、ありがとう」
「ってことがあったんだよね」
今俺は萩原と散歩中である
「へー」
「俺ってなんか変わったかな?」
「実はね
私も似たようなこと言われたんだよね」
「へーそうなの?」
「そう
だからね私は友達が出来て嬉しかったのがまわりににじみでてたのかなーておもった」
あー、まあそう考えれば辻褄があうかも
「たしかに、そうかもしれないね」
「そういうこと
無意識に学校を楽しくしてあげたんだから感謝してね」
「ありがとう
でもその理論だと俺も感謝してもらわないとね」
「そうだね
じゃあありがとう」
萩原は明日は歯医者の予約があるらしく、久しぶりに一人である
つまり、前のように暇なのだ
まあたまにはいいか
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