『顔のない人々に関する考察』は、クトゥルフ神話を題材に「人の顔を認識できなくなる恐怖」と「宇宙的存在の不可解さ」を描いた短編ホラーサスペンスです👤🌌物語は、主人公がカイロで謎の女性イアラと出会い、ニャルラトホテプをかたどった黒い陶像を手にしたことから始まります📖✨異国情緒と神話的要素を巧みに織り交ぜ、読者を不安と魅惑の世界へ誘う――人間のアイデンティティや社会的つながりが崩壊する恐怖を描いた作品です😱🏺
作者さまの作品でしかラブクラフトもクトゥルフ神話も知りません。無の状態で読んで、像の名前が変わってる気がする?など疑問だらけで読み終えても理解できず混乱してたので、短いお話ですし最初から読み直してみました。で、改めて目次ページを見ると、ニャルラトホテプがあなたを異次元の果てに誘い込む、と書かれていたので腑に落ちました。無知でも独特の世界観を感じて、分からないのになんか癖になります。
ちょっとしたほころびの処理を間違えて転がり落ちるように崩壊する。それが宇宙的恐怖の結果でした。久々に思い出しました。なんか蕁麻疹が出ました。4回押したらしくて押し直しました。あと蕁麻疹は治りつつあります。
本作はカイロを旅する主人公が、ある商店で貌の無い胸像を見つけることから始まります。現地人と思しき女性から、それがニャルラトホテプであると説明を受けますが、それから主人公の身には不可思議な出来事が起こるのでした。クトゥルフ神話、それも大御所であるニャルラトホテプが主軸の作品であり、あの独特な雰囲気がとてもよく出ていますので、暗黒神話体系が好きな方にも、始めて読む方にもお薦めの作品です。