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人工ダイヤモンドの輝き~どこまでもホンモノで、最後までニセモノな……~

人工ダイヤモンドの輝き~どこまでもホンモノで、最後までニセモノな……~

アレン

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★24
9人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 夷也荊
    1345件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    ニセモノが見つけた、光。

     未来的風刺が効いた作品。
     短編でありながら、未来に起こりうる社会問題の風刺がなされている。
     女性が投げ捨てた人工ダイヤの指輪を拾った、男性。
     男性の眼下に広がっていたのは、人工物の光だった。ネオンに電飾着、飾った人々。確かに男性もその中の一人だった。
     人工ダイヤは量産されて、価値が下がっている。しかしその光は、確かに男性にとって現実で本物の光だった。
     では、人工的な人間だったらどうなのか。クローン人間の登場は、まさに人工物と天然物の差異を強調し、差別を生むだろう。

     少し先の未来を考えるために、もしくは現代の差別を考えるために、より多くの人にご覧頂きたい作品でした。

     是非、御一読下さい。

    • 2021年1月24日 22:42