第8話 スワンプの洞窟

「何!? 魔導士もやられたのか!? いったい小学生相手に何をやっているんだ!? それでも魔王軍のモンスターか!?」

 魔王ドラゴン・キングはお怒りだった。

「そういうなら魔王様自ら戦ってくださいよ。最近の小学生は強いんですから。」

「分かった。そうしよう。」

 こうして魔王自らポーちゃん抹殺に出かけることにした。


「いや、マジ。オート戦闘は楽だわ。」

「宿題もこんな感じで自動で誰かやってくれたらいいのにね。」

「アハッ!」

 ポーちゃんはオート戦闘105回を終えた。


パーティー102戦102勝。

パーティーマネー13000円


ポーちゃん。

内政0

外交0

武力3

魅力100


歩兵さん。

HP30

MP30

攻撃力30

防御力30

素早さ30

魔法力30

運30


職業

歩兵。ステータス補正無し。

自称、武器投士。特殊。ニュータイプ用のサイキックジョブ。


装備

武器、銅の剣。攻撃力1

   ナイフ36本。

体、銅の鎧。防御力1

腕、銅の盾。防御力1

頭、銅の兜。防御力1


アイテム

なし。


スキル。

投石。

投短剣。

投剣。

摩擦で火をつける。

火投石

火投短剣。

火投剣。


短剣36連の舞。



愛ちゃん。

内政1

外交1

武力1

魅力1


騎士

HP40

MP40

攻撃力40

防御力40

素早さ40

魔法力40

運40


職業

騎士。ステータス補正全ステータス1。


装備

武器、銅の剣。攻撃力1

体、銅の鎧。防御力1

腕、銅の盾。防御力1

頭、銅の兜。防御力1


アイテム

なし。


スキル。

騎士斬り。

ハート・ブレイク



ミキちゃん。

内政100

外交100

武力100

魅力100


マウス・ナイト。

HP100

MP100

攻撃力100

防御力100

素早さ100

魔法力100

運100


職業

ねずみ騎士、干支12神の一人。出演作は干支戦記。


装備

武器、ねずみの剣。攻撃力100

体、ねずみの鎧。防御力100

腕、ねずみの盾。防御力100

頭、ねずみの兜。防御力100


アイテム

なし。


スキル。

ねずみ斬り。

窮鼠猫を噛む。


「やったー! これで魔導士たちと互角に戦えるぞ! わ~い!」

「少しだけ早く始めているのでポーちゃんよりステータスは上か。良かった。」

「私のステータスが補正されてないんだけど?」

 ミキちゃんは超超超レアでステータスの上限に達しているのでステータスが強化できない。それに戦闘力のインフレを抑えるために上限は100の方が良い。あとは武器とかスキルで倍の倍にしていくのだ。その方が面白いだろう。


「そういえばこの沼地の洞窟には底なし沼があるんだって。」

「へえ~そうなの。」

「そんなところに落ちる奴なんていないって。」

 その時だった。

「見つけたぞ! 小学生ども!」

 洞窟に不気味な声が響き渡り何者かが現れた。

「おまえは何者だ!」

「俺は魔王ドラゴン・キングだ!」

「なに!? 魔王だと!?」

 現れたのは魔王ドラゴン・キングだった。

「これ以上先には進ませんぞ! この先のリムルダルの町では鍵が買える。いろいろな所の鍵を開けると伝説のお宝が手に入るのだ! だから、おまえたちに鍵を買わす訳にはいかないのだ!」

「いつも情報をありがとう。」

 魔王ドラゴン・キングは良い魔王だった。丁寧に頭を下げる小学生たち。

「お遊びはここまでだ! 死ねー! 小学生ポーちゃん!」

 いつの間にか勇者という言葉は小学生に置き換えられる。


魔王ドラゴン・キング。

レベル80。

全ステータス160。

お金800円。


「つ、つよい!?」

「さすが魔王だわ!?」

「まずいぞ!? ポーちゃんと愛ちゃんは一撃で殺されるぞ!?」

 魔王ドラゴン・キングは想像以上に強かった。

「食らうがいい! 我が魔王の攻撃を! 魔法使いや魔導士に倒されていた方が幸せだったと思うだろうよ!」

「くるぞ!」

「くらえ! 地獄の炎を! ドラゴン・キング・ファイア!」

 魔王は攻撃魔法を唱えた。竜の炎が襲ってくる。

「ミキちゃん! 防いで!」

「無理! 私も耐えられないって! だから私のステータスは全部1000にしとけって言ったじゃない!」

「逃げろ!」

 ポーちゃんたちは命かながら逃げだした。

「待て! 小学生!」

「待てません!」

 魔王ドラゴン・キングは追いかけてくる。


「んん? なんだ? うおおおー!? 底なし沼だ!? 助けてくれ!?」

 そして想像以上にバカだった。

「なんでおまえたちは底なし沼に落ちないんだ!?」

「私たちは小学生なので軽いのよ。アハッ!」

 バカは風邪ひかないノリと同じ。

「覚えてろよ!」

 魔王は断末魔の叫びを残して底なし沼に呑み込まれていった。

「勝っちゃった。アハッ!」

「魔王がアホで良かった。」

「本当に底なし沼ってあったんだ。」

 ポーちゃんたちは魔王を倒した。ちなみに本当は登場して即座に底なし沼に呑み込まれる予定だった魔王。しかし1話3000字に対して文字数が足らないので急遽戦いの場面が追加されたことは言うまでもない。

 

「これだと申し訳ないので雑魚モンスターとも戦おう!」

「おお!」

 ポーちゃんたちはモンスターと遭遇するために歩く。

「白サソサソ!」

「ガルがル!」

 魔物の群れが現れた。


白サソリ。

レベル14。

全ステータス28。

お金140円。


オオカミ男。

レベル15。

全ステータス30。

お金150円。


「いくよ! 愛ちゃん! ミキちゃん!」

「おお!」

 ポーちゃんたちも気合を入れる。

「いでよ! 歩兵さん!」

「おお!」

「いでよ! 愛騎士!」

「おお1」

「いでよ! マウス・ナイト!」

「おお!」

 ポーちゃんたちはゴットカードからユニットを召喚し戦う。

「尻尾の毒をくらえ!」

「食べちゃうぞ! ガルガル!」

 モンスターたちが攻撃してくる。

「キャアアアアアアー!」

 必死でかわすポーちゃんたち。

「今度はこっちの番よ! いくよ! 歩兵さん!」

「おお!」

「必殺! 投火短剣! 36連の舞!」

 サイキッカーに覚醒したポーちゃんが歩兵さんに36本のナイフを操らせ攻撃する。

「愛騎士!」

「おお!」

「秘技! ハート・ブレイク!」

 愛ちゃんの指示で愛騎士が剣で攻撃する。

「マウス・ナイト!」

「おお!」

「必殺! ネズミ斬り!」

 ミキちゃんの指示でマウス・ナイトが攻撃する。

「ギャアアアアアアー!」

 ポーちゃんたちは魔物を倒した。

「正義は勝つ!」

 歩兵さんたちは勝った。

「やったー! 勝った! わ~い!」

 大喜びのポーちゃん。

「みんな、ありがとう。アハッ!」

「人ではダメでもお友達で助け合えば何でもできるよ!」

「その通り! アハッ!」

 ポーちゃんたちは友情を強める。


パーティー104戦104勝。

パーティーマネー14090円


ポーちゃん。

内政0

外交0

武力3

魅力100


歩兵さん。

HP34

MP30

攻撃力30

防御力30

素早さ30

魔法力30

運30


職業

歩兵。ステータス補正無し。

自称、武器投士。特殊。ニュータイプ用のサイキックジョブ。


装備

武器、銅の剣。攻撃力1

   ナイフ36本。

体、銅の鎧。防御力1

腕、銅の盾。防御力1

頭、銅の兜。防御力1


アイテム

なし。


スキル。

投石。

投短剣。

投剣。

摩擦で火をつける。

火投石

火投短剣。

火投剣。


短剣36連の舞。



愛ちゃん。

内政1

外交1

武力1

魅力1


騎士

HP44

MP40

攻撃力40

防御力40

素早さ40

魔法力40

運40


職業

騎士。ステータス補正全ステータス1。


装備

武器、銅の剣。攻撃力1

体、銅の鎧。防御力1

腕、銅の盾。防御力1

頭、銅の兜。防御力1


アイテム

なし。


スキル。

騎士斬り。

ハート・ブレイク



ミキちゃん。

内政100

外交100

武力100

魅力100


マウス・ナイト。

HP100

MP100

攻撃力100

防御力100

素早さ100

魔法力100

運100


職業

ねずみ騎士、干支12神の一人。出演作は干支戦記。


装備

武器、ねずみの剣。攻撃力100

体、ねずみの鎧。防御力100

腕、ねずみの盾。防御力100

頭、ねずみの兜。防御力100


アイテム

なし。


スキル。

ねずみ斬り。

窮鼠猫を噛む。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る