もう何年前のことか思い出すことができません。おそらく7.8年前かと感じるほどに遠い記憶です。夢から醒めた朝、頭のなかに4文字。知らない言葉が浮かんでいました。これはなんの言葉?聞いたことも発話したこともないのに、妙にしっくりくる謎の4文字。検索をしてみると真っ先にこちらの記事にに辿り着きました。わたしはカクヨムの存在も知らなくて、このページがなんのサイトなのか投稿なのか知らないまま、なにか特別な経験をした気がすると感じてたどり着いたページをブックマークしました。1年前から、ときどきこのページのことを思い出すようになりました。もうその4文字が何だったか思い出すことはできません。今日久しぶりこのページを開きました。わたしは初めてカクヨムだと認識して新規登録しました。このページを書いた作者の方やこの作品が私に何を知らせてくれていたのか、急に探したくなりました。元々、小説以外の分野で創作活動をしてましたが今は何もできていないので、何を創作するべきかと悩んでスランプを4.5年耐えています。こちらの作品が私に与えてくれた大切なことは、自分の直感や世界からのすべてメッセージを素直に受け取り信じるように促されているのだろうか。と、思うことにしました。こちらの作品ページを寝ぼけながら開いた朝の衝撃と感動は癒しのチカラだったと覚えています。今日もブックマークからまたページを開いて、作品ページの言葉を一句ずつ読むと涙がでました。ここにレビューを残すことが私の創作活動再開の第一歩目になることを祈りながら。今日までここに作品を残してくださり、こうしてレビューさせていただけること、作者の方へ心より感謝申し上げます。信じ難いかもしれませんがすべて実話です。本当にありがとう。
なんなんでしょうね、これは……
詩というよりは、実験的SFな気がします。そのほうが個人的には納得できる。
一話につき約80万字という超巨大ページには、短い前文とともに、この世に存在しない組み合わせのカタカナ4文字がひたすら羅列されています。
なので、なんとなく思いついた4文字をgoogleで検索した方だけが、この小説(?)に行き当たって特別な体験ができるという、とても個人的で稀有なものなのですが。
私がレビューを書こうと思ったのは、「題未定」と章立てられた詩たちがとっても良かったから……
SF的感性と、豊富な語彙、不意に飛んでくるキレキレの一言。
相当賢い人なんだろうなと思って他の小説を見てみると、また別種の(ほんとに別種の)驚きが……めちゃくちゃ人を選ぶものが点在しています。
ですが、そんな小説たちも結局は、上記の美点は失わないのが凄まじい。小説とはなにかを、教え込まれている気さえします。
感動したのを一瞬後悔するくらいの内容のヤバさ。でもやっぱり土台の確かさも感じる。混乱です。
とにかく、「題未定」の文章に惹かれた方は、他のお話も一覧してみるのをおすすめします。
えぐい森に迷い込んだ気がするかもしれませんが、クロールしてるとお宝はたしかに眠っています。でも、苦手ならブラバでもいいのではと言いたくなるほど、容赦はないです。探検する際はお気をつけて。
(もちろん読みやすいものもあります。「1 / 360の優勝トロフィーと2015年の話」は、いい意味ですごく一般向けです。キレもある。すき)
この物語は、一見すると、何の意味のない言葉を羅列した怪奇文に思えるが、「題未定」と章分けされた文章の数々を読み解くことによって、徐々にこの物語の意味がわかるようになってくる。
先ほど、「物語」と書いたが、この文章は、小説というよりは、謎解きに近いのかもしれない。難易度は限りなく高いが、細かい数字や些細な言い回しにも意味があることを理解できた時の快感は、筆舌に尽くしがたい。私個人としては、「1/57,289,761の言葉」の意味を理解した時が、最も嬉しかった。また、個々人で様々な考察、妄想ができるのもこの物語の魅力であろう。
最後に、おそらく私の中に残り続けるであろうこの物語を、多大であろう労力をかけて創りあげてくださった作者様に感謝の意を表して、締めくくりとさせていただきます。是非、あなたもこの物語をお試しください。
ハロヰツ!