第3話 ああ、師匠…………オッパイ固いですよ


 スキルが発動し、大地から砂が巻き上がる


そして、光が5重の魔法陣を空間に描き出し、大地から巻き上がった砂と踊りだす!!



 「師匠!!」



 「我が支配者なり、汝は支配されし者なり、我が願いは汝の願い、我と共に在れ クリエイト ゴーレム!!」



 大地と光は混ざり合い、人型を作りだす。  



 



 「師匠~~~!!    アスカ師匠~~!!」




 


 そこには、赤き髪で黒い目 そして サドい吊り上がった目をした師匠が目の前に現れた。


 

 「師匠~~~~!!」


 師匠の姿が変わりだす、赤き髪は銀髪に瞳の色が黒から赤に、そして


 「わ、わ、わたし、わたしはア、、、アス、アスカカカカ、カ、、アスカ」


 目の前の師匠、いや師匠の形をしたゴーレムが言葉を話した。


 俺の持っている異能 クリエイトゴーレムで造られたゴーレムは今まで言葉は話せなかった、しかし師匠の形をしたゴーレムは言葉を紡いだ。 そして、自分をアスカ師匠だと。


 「師匠?」


 「わ、わたしは、アスカ、し、師匠」


 師匠ゴーレムはぎこちない動きで俺に近寄ってきて、俺を抱きしめた。


 大きくて、柔らかいオッパイが俺の顔に押し付けられた…………柔らかい?



 「あああ、師匠のオッパイが、オッパイが固い~~~~!!」


 ゴツン


 頭をげんこつで叩かれた、師匠ゴーレムは表情に変化ないが…………怒りのオーラの噴出を感じられた。


 

 俺は産れた時から、異能 クリエイトゴーレムを持っていた、その為なのか赤ん坊の頃から俺が造りだした小さなゴーレム数体傍にいた。


 異能の発動、使用方法は産れた時から知っていたと思う? 産れた時の記憶もないし、まるで手足を使うように産れた時から使っていたようだ。


 だが、異能は手足と同じように修行をしなければ高度な事は出来ない、手足なら強い力、繊細な作業を行うための修行、異能なら何度も発動し考え、そしてイメージを乗せる事でより良い結果が出るようになるようだ。


 俺は師匠の元で、5年前には小さなゴーレムしか作れなかったが修行のおかげで2mくらいのゴーレムが造れるようになっていた。


 2mのゴーレムは、それなに力があり村内の荷物運びや単純な作業を手伝わせる事が出来た、その際のクリエイトゴーレムの魔法陣は3重だった。


 師匠ゴーレムのクリエイトゴーレム時は、5重魔法陣その効果が言葉を話せるようにしたのか、しかし なぜ 自分をアスカ、師匠と…………


 クリエイトゴーレム時のイメージなのか、師匠の事だけ考えて考えて異能を使ったからか、それとも師匠がゴーレムとして蘇ったのか。

 


 



 

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