最後まで読み切ることをお勧めします。
作者の幅広い知識と人物描写、伏線回収やカタルシスの配置、そしてシンプルに「面白さ」を追求した結果、生まれたストーリーの振れ幅の広さ。
読みやすさ、没入感、自己投影感。神話や純文学、心理学やメタ認知といった要素を取り込みながら、それを決して難解なものにせず、熱量とエンタメを両立させている完成度の高さ。読者を置いていかない姿勢。
本作の大きなテーマである主人公の「逃げる」と物語を描き切ろうとする作者自身の逃げない姿勢。その対比まで含めて、言語化して数え上げればキリがありません。
多くの要素を同時に感じられる稀有な作品です。
私は、この作品に出会えて本当に幸せです。ありがとう