本当に素晴らしい作品でした。
まず、登場人物一人ひとりの描き方がとても丁寧で、みんながただ物語を動かすための存在ではなく、それぞれの悩みや魅力を持った立体的な人物として描かれているところが印象的でした。
また、作中で起こる一つ一つの出来事もとても面白く、ただの日常イベントで終わるのではなく、心一郎と春華の関係が少しずつ進んでいくきっかけになっているのが本当に上手いと思いました。二人の距離が近づいていく過程を、ずっと楽しく、時には胸を熱くしながら読むことができました。
特に強く心に残ったのは、タイムリープの描き方です。やり直しものの作品はたくさんありますが、この作品では「もう一度青春を歩む」という感覚がとても生き生きと描かれていて、読んでいて何度も引き込まれました。そして、春華が二つの世界でそれぞれ幸せを手に入れられたことが本当に嬉しかったです。
私はこの作品をすでに何度も読み返していますが、読むたびに新しい良さを感じます。何度読んでも味わい深く、読み終わったあともずっと余韻が残る作品です。
唯一少しだけ残念だったのは、交際後の二人の物語をもっと読みたかったことです。もっとこの二人の幸せな時間を見ていたいと思うくらい、最後まで魅力的な作品でした。
いつかこの作品がアニメ化されることを願っています。そして、作者様のこれからの作品も楽しみにしています。
こんなに素敵な物語を書いてくださって、本当にありがとうございました。