人の真似事をする人形は、人形を嗤う

ハル

愛玩人形の憂鬱1

 ――男は、昏い地の底でため息をついた。

 今日最後の客を店先で見送って、「人形屋ドールショップ」と書かれた汚いシャッターを降ろした時だ。

 ようやく長い一日が終わる。表面上は。むしろこれからが本番といっても過言ではない。

 ――ハァ……。もう一度、ため息。

 金持ちから割り込みで舞い込んできた愛玩人形の修理依頼。しかも明日の朝まで。

 持ってきたお付きに聞いたら、「乱暴にしたら、腰がイッてしまった」のだと言う。しかも、最近の人形は見た目はいいが耐久性がない、とクレームまでつけられた。そんなことは直接メーカーに言えと、できる限り丁寧な口調で言ってやった。

 さらに不運なことに、その部位のパーツは在庫を切らしていた。というか、そもそも"普段使い"していればそんなに壊れるようなものでもない。いくら愛玩用とはいえ、だ。

 よほど気に入って酷使したのか、あるいはイカれた欲望をぶつけたのか……。

 そんなことは男にとってはどうでもよかったが、せめて股から垂れる白濁する臭い代物は拭き取ってから持ち込んでもらいたかった。慣れっこだが、嫌なものは嫌だ。

 ナイフや小型の工具、ピストルに応急処置キット等、小型の装備を付けたベルトを巻き、リュックの中身も確認していく。


「――傀儡師様マスター、まだ出発なさらないのですか?」


 人形屋の裏口から、これから行う墓荒らしゴミ漁りをしに行くには、似つかわしくない容姿端麗な女性が男に声をかけた。

 照明に反射して白銀に輝く長髪を背後に毛先付近でまとめ、背丈は男とさほど変わらない長身。明らかにサイズがに合っていないブカブカの作業着のジャンパーが、彼女の華奢な肢体を際立たせている。

「今行く」

 対して、苛立ちを露わに短く応えた男は、汚れがひどい作業着姿に無精髭、ところどころ白髪が交じった短髪という出で立ち。

 男が肩から指先までを覆う紫黒のフード付きローブを羽織り、二人は人形屋を出る。

 

 通称「鉄蔦てっちょうの街」と呼ばれるアイズバーグは大きく分けて上中下の三層に分かれている。

 金持ちや社会的地位が高い上流階級など、限られた者だけが住む上層。

 平民の居住地や、街の主要産業の工場や店が並ぶ中層。

 スラム街や、街の外から落ち延びてきたようなよそ者が住む下層。

 もともとは地表に形成されていた街は、跋扈する強力な魔物の被害と、高濃度の魔力汚染による自我喪失者などを理由に、地表から離れるように上へと生活圏を広げた。

 そのため中層以上の階層は、円形の足場の下を地表ないし、隣接する他のフロアから伸びる複数の柱が支え、俯瞰すると柱頭などの中心部分がない、重なり合う花弁のようにも見える。

 現在街に入る方法は、一般的には中層にある単線の駅と、三メートルほどの外壁に設けられた複数箇所の検問のみである。

 各階層間はエレベータもしくは階段で結ばれており、上層と中層の設備前にも憲兵が立つ。各階層へ太さも長さも様々なパイプが縦横無尽に、絡み合うように張り巡らされており、それこそが「鉄の蔦」と呼ばれるゆえんである。


 発展していく中層の住民から見放された下層階は、街の発展とは相反する様を形成していく。

 そこには先の検問のような人の管理はなく、逃げ延びた奴隷だったり、中層以上の居住を認められなかったり、冒険者だったり、身を隠す盗賊団だったりと実に様々な種類、理由を持つ人々が住む。

 もともと魔力濃度が高いだけでも生命を脅かすのに、強力な魔物が発生する危険地帯である下層にも、唯一と言っていいほどきれいな青空が拝める場所がある。それも太陽が中天に差し掛かる僅かな時間だけ。

 ――ぽっかりと空いた穴の底。

 街の階層間エレベーターにほど近いにも関わらず、滅多なことがなければ憲兵すらも来ない。

 まれに訪れるのは、エレベーターの使用許可をうけた者か、上の階層へと上がるための一縷の望みを持って訪れた余所者だけだ。

 もっとも、このエレベーターは通常可動しておらず、すぐに察して引き返すか、襲われて命を落とすかの二択を迫られるのだが……。

 その大穴は主に廃棄する人形が投げ込まれたり、燃やすと高濃度の魔力が発生する魔物の死骸など、処分に困ったゴミが投げ込まれるが、たまに身投げする人間も落ちてくる。

 中層以上の人間は「心なき者たちの墓場」なんて気取った名前をつけているが、実態はただのゴミ捨て場。

 そして、モノを捨てたあとのこの場所の今がどうなっているかなんて、中層以上に住む人間で知る者は誰もいないし、興味もない。


 ――アイズバーグの地の底、心なき者たちの墓場へ向かう二人がいる。

 人形屋を名乗る男「ダリル」と、彼の身の回りの世話と仕事の手伝いをする人形ドールの「カリン」は、石の壁面に一定間隔で設置された橙色の魔石灯を辿っていた。

 坑道のような足場の悪い道中には霧状の魔力が立ちこめており、魔石灯では遠くまで窺うのは難しい。

 歩きなれた狭苦しい道の終点まで着くと、一気に視界が開けた。

 目的地は円形の広場のような地形であり、その中心、二人の正面にはうず高くゴミが積み上がっていた。だが不思議と、生物だったものの骸は一つも転がっていない。

「――傀儡師様……っ!」

「わーってる」

 声を潜めて動きを制したカリンに対して、めんどくさそうに応えたダリルは、ローブの前を閉めて身をかがめた。

 対してローブを着ていないカリンは、お行儀よく両の踵をつけて直立したままだ。

 緊張感を増したダリルの視線の先には、黒毛の狼の魔物がいる。霧のせいで正確な数はわからないが、複数いることだけはわかった。

 各々が鼻先を地面に擦り付けるように身を低くして臭いを念入りに探っている。うち一頭が何かに気づいて急に駆け出すと、それを追うように複数の足音が遠ざかっていく。

 魔物の気配がなくなったことを確認し、二人は行動を再開する。

「あいつら前はいなかったよな」

「ええ。三日前はいませんでした」

 今日の夕飯を答えるような声音で言うカリンに、ダリルは肩を竦める。

 ゴミ山の麓はダリルたちが来た横穴からは徒歩数分というところ。積まれているゴミの量が多いために、見た目よりもだいぶ距離がある。

 黙々と歩いていると、カリンが足を止めた。今度は身を低くして小声で言った。

「先客が……いるようですね」

 ダリルは気づいていなかったが、カリンに言われて耳を澄ますと、少し離れた死角から声が聞こえてくる。

「――ったく、こんなとこにほんとにあるんですかねぇ」

「うるせぇな。俺だってこんなとこにあるなんざ思っちゃいないが、仕方ないだろう。黙って手を動かせ」

「了解っす。さっさと見つけてこんなとこから出ましょう」

「何度も言わせるな。黙って手を動かせと言っている」

 ダリルとカリンの二人は、息を潜めて声の主を窺う。ぼんやりと見える黒色の衣服に、トップが平らな帽子、それに高濃度の魔力吸引を避けるための顔前面を覆うマスク。

「衣服の特徴から、帝国軍人かと」

 ダリルの視線の先を察して、カリンが答える。

「きれいなおべべ着た坊っちゃんたちが、こんな地の底まで来てゴミ漁りとはねぇ」

 皮肉った言葉を咎めるように、音もなく上から降ってきた人形が、ゴミ山の山頂に衝突した。

 ガラスが割れるような、甲高い炸裂音を立てて四肢が吹き飛ぶ。

 音が耳の中から消えて周囲の安全確認をしてから、再度軍人たちを見遣ると、もといた二人の軍人は突然降ってきた人形の落下により警戒態勢になり、そこへ駆け足で戻ってきた二人が合流するところだった。

「こちらも駄目でした。微かに反応があるのですが、なにぶんこれだけ魔力濃度が高く、人形が積もってしまうといたるところで……」

 四人に増えた軍人たちはゴミを漁る手を止めてその場所を一度離れ、片膝をつく姿勢で車座になって話し合いを始める。

 内容は距離のあるダリルには届かなかったが、雰囲気から余裕のなさは伝わってくる。

 その後まもなく、

「――グルルルルルゥゥゥ……」

 どこからか、腹の底に響く声を聞いて、軍人たちは動きを止めた。

 隊長の男が左の握り拳を顔の高さまで上げて静止すると、ゆっくりと立ち上がり、それぞれが背を向けて身を寄せ、肩に駆けた銃剣を構える。

「何かいる……」

 恐怖に染まった声で、誰かが口にした。

「……警戒しろ」

 少しずつ、階層間エレベーターの方へと下がっていく。

 パキリ、と無機物を踏みつける硬い音は、果たして誰のものなのかはわからない。

 帝国軍人の誰かが唾を呑んだ直後、黒い影が一人に肉薄する。

「ぎゃあああ!! 足がっ!? 足があああああ!?!?」

 直後の悲鳴。ほかの三人が一斉に振り返るが、黒い影はもうそこにはいない。

 悪路を悠々と駆ける影に、各自発砲するが命中した気配もない。

 一瞬のうちに右膝から大量の出血を強いられて叫ぶ兵士を、近くの兵士が脇の下に腕を入れて引きずっていく。

「離脱するぞ急げ!」

 後方二人がライフルを射撃して援護をしつつ、ゴミ山の奥、エレベーターへと走り出した。

 彼らの姿が霧の中に消えるまで見送ってから、ダリルは緊張から溜まっていた息を細く吐き出した。

「……行ったか……」

 続いて、複数名の悲鳴が響く。

「あの人たち、死にましたね」

 ふふ、とカリンが笑い、まるで散歩でもするかのような、ゆったりとした足取りで歩き出す。

 対して、身を屈めたままのダリルは今一度ローブを直し、後を追う。

 軍人たちの死体までには黒と紫がかった体毛を持つ狼の魔物、ヘルハウンド亜種二頭が、地面に転がっていた。死体のようだ。溢れる青い体液が地面に泡を立てて広がりながら染みを作っていた。

 なおも点々と続く血の痕を追うと、服ごと食いちぎられた足やら、腕やら、どこの部位かもわからぬ肉片やらが点在している。

 すでに食い荒らされた胴体すらも転がっていて、人の拳ほどもある血で染まった肉球の可愛げない足跡が残っていた。

「(死体の)数が足りねえ」

 ダリルは地面に転がる肉片を爪先で転がして言う。

「逃げ延びたか、生きたまま連れ去られたか」

 たまのご馳走だから犬っころに埋められたか。まあ、どうでもいい。俺の用事を済ませるだけだ。

 ――二人は、来た道を戻る。

 積みあがったゴミ山を登ると、幸いさっき落ちてきた人形をすぐに見つけることができた。

「カリン、こいつを持て」

 手足はどっか飛んでいっちまったが、胴体は無事なようだ。運が良い。

「傀儡子様は人使いが荒いですね」

「……先に下りてろ」

「まったくもう」

 口ぶりとは裏腹に嬉し気なカリンは、その細腕で破損した胴体を軽々と抱え、先にゴミ山を下りていく。

 ダリル自身も状態がよさそうないくつかの人形のパーツを拾っては、日頃の粗雑な言動とは違ってリュックに丁寧な所作で詰めると、慣れた足運びでゴミ山を下りた。

 相変わらず無防備に突っ立っているカリンと合流するなり、彼女が小声で言う。

「傀儡師様、獣が近づいています」

「欲張りすぎたか」

 露骨に不愉快な感情を顔に出し、帰途につく。

「カリン、任せた」

 危険が迫っているにも関わらず、一切の警戒することもなくカリンに指示を出した。

「仰せのままに」

 頷くカリンは足元に胴体荷物を置いて体を反転させる。やっと自分の出番だとばかりに、薄ら笑いを浮かべている。

「死は万物において平等に与えられる祝福。我は不浄なる純白の光をもって、さまよえる魂を喰らい尽くす者なり」

 カリンが一瞬白く光り、汚れた作業着姿から、真っ白な長尺のドレス姿へと変化した。

 形だけ見ると修道服のようだが、肩から手首のあたりまでを覆う外套には、服の縁を這うように赤い文字が書かれており、ダリルにはその言葉の意味はわからない。

 気にはなるがむしろ知らない方がいいこともある、と割り切っている。

 また、外套の前面には血の雫を彷彿とさせる装飾が施されている。

 聖職者のような見た目に反して、物騒な口上と魔法の才がないダリルでさえ、何度見ても鳥肌が立つほど、ある意味この墓場にはピッタリな不吉な雰囲気を醸し出している。

 それに、ダリルは知っていた。

 自らの能力を昇華させる口上を持つ人形が、特殊個体イレギュラーと呼ばれる存在だということ、あの軍人たちの探し物だったということも。


 多数のヘルハウンドが列を成して迫り、目前で散開。二人を円の中心としてその半径を狭めてくる。

 ヘルハウンドはアイズバーグでの危険度は、単独ならEマイナスからSプラスまであるうちのCクラスに該当する。それが群れでの遭遇としたら二階級飛ばしてBプラスと指定されている。

 アイズバーグの外ではその目撃数自体が少なく、まれにある数匹の討伐依頼でも地域によってはAクラスに分類されることもある。

 言い換えれば、アイズバーグでは「割とよく見かける危険な魔物」でしかないということであり、ヘルハウンドを狩れない者は、先ほどのお坊っちゃんたちのようにこの場に居る資格がないということでもあり、単純なクラス分類ではもっと危険な魔物が存在するという証左でもある。


「――参ります」

 

 カリンが小さく宣言し、一歩前に出る。

 ヘルハウンドの群れは唸り声を上げつつも、カリンに合わせて一歩後ろへ下がった。

 しばしの睨み合い(カリンは終始微笑しているが)のあと、しびれを切らした一頭が跳躍とともに飛びかかる。

 それを、純白の外套を広げて体を庇う仕草を取った。

 肉薄するヘルハウンドが前脚を振り下ろすと、

 ――ガキィン!

 と、明らかに人体ではない衝突音がして、ヘルハウンドを押し返した。

 数歩下がって威嚇を続けるヘルハウンドを見やり、カリンは身を隠した外套を、まるで目隠しを外すかのようにゆっくりと翻すと、現れたのは頭のない人形だった。

 それぞれのパーツは別の個体のものであることが自明であるほどちぐはぐで、胴体は人型のものではなく立方体のようなオンボロ、片足も「手のひらを地面に着いた腕」で、全体的に手足の長さが際立つ見た目をしている。

 ダリルは彼女がどうやってそれを出現させているのか知らない。人間相手でさえも、せいぜい精霊などの召喚術でしか見たことがない。

 カリンに一度、そのことを問うたことがあるが、

『人で言う、死霊術師みたいなものです』

 という答えだった。命なき者に「命があるように見せる能力」と死霊術を仮定するならば、その言い分にも理屈としては得心がいく。

 加えて、こうも言っていた。

『ことの意味を知らなければ、無垢こそが最も惨忍で、不浄なんですよ』

 それこそが、カリンの口上に繋がっているのだと理解はしたが、実感までは今もまだ湧いてこない。

 カリンだけが使う何かが、これまでの経験にはない得体のしれないもの、という恐怖がこびりついて離れない。

 目の前で蠢く人の形になり損ねた物体が、前に倒れて四足になり、最も近いヘルハウンドの個体へじり、じり、と近づいていく。

 体高でいえば、ヘルハウンドよりもいくらか低いというくらいか。何かが一歩進むたびに、獣たちも少し後ずさる。

 その何かは直近のヘルハウンドまで三メートルほどのところから急に走り出し、首元に下から絡みついた。

 そして四足に力を込めて締め上げると、ヘルハウンドが暴れる間もなく、ベキベキと音を立てて骨を粉砕し、容易く息の根を止めてみせた。

 口から血を吹き、あらぬ方向に曲がった頭から地面に倒れ込む。

 その前にヘルハウンドから離れた「何か」は、すぐさま次の一頭に襲い掛かる。

 逃げ遅れたそれも同じ末路を辿るときには、ヘルハウンドの群れはゴミ山へと姿を消していた。

 カリンが細腕を上げ、ゴミ山を指さすと何かもあとを追って駆けていった。

「ガルゥァァァ!!」

「!?」

 もう戦闘は終わりかと油断していたのもあり、背後からの気配に反応が遅れた。

 ――あ、これは死んだ。

 顔の高さに迫る牙にダリルは死を認めたが、

「――ばぁん♡」

 呟くような、声の銃声とともに巨体が吹き飛んだ。

「助かった……」

  手をピストルの形にして佇むカリンに目を見やってから、吹き飛んだヘルハウンドを見る。

 ヘルハウンドの頭は跡形もなくなり、地面に転がって大量の血を流しながら痙攣している。

「ああ……、なんてもったいない……!」

 そう言うカリンはダリルを越してヘルハウンドの死体のそばでしゃがむと、赤子を抱っこするように前腕の下あたりを掴んで持ち上げてから、あふれ出る血を音をジュルジュルと立てて啜り始めた。

 どれだけそうしていただろうか。初めは驚いたダリルも今は慣れたもので、カリンから少し離れた場所で座って待っていた。

「ふう、ごちそうさまでした」

 口の周りと、服の前面をべっとりと青く汚したカリンが言う。

 やがて、ヘルハウンドの体のあちこちがボロボロと崩れ落ち、やがて燃え尽きた灰のような、黒い粉末の山が出来上がった。

 それを手でかき分けつつ、時に吹く風にも流されつつ、最後には角のない歪な石ころが残った。

 それはヘルハウンドの血の色よりももっと仄暗い青色で、その中を揺らめく炎のように、粒子が不規則に流れている。

 ――魔石。

 魔物の体内で生成される、魔力を凝縮した石のような物質。

 どういう経緯を持ってそれが生成されるのか原理の解明には至っていないが、ただそれが長く生きた個体のみが持つことだけは判明している。

「傀儡師様、今日は当たりですね」

 素手でそれを掴み眼前に掲げるカリンは、血で真っ青に染めたままの口で、微笑んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る