鬼を題材にした作品は多いでしょう。が、こんなに静かで、派手なアクションもなく淡々と進むにも関わらず、鬼という主人公が際立っている作品を私は他にしりません。素敵な作品です
雑食、野良の駆け出し物書きです。
【物語は】鬼と呼ばれる野獣の見た目の者が産み落とされたまま山に捨てられ、生存本能に従った結果、人も食らうようになる。そこで不思議な現象が起きた。人を食らい続けた結果、人の言葉が理解できるようになっ…続きを読む
人食い鬼が母娘と出会い、娘を育てるうちに人の心を知っていくその過程が丁寧に描かれ、優しい気持ちになれます。しっとりと描写された心情が胸を打つ、素敵な作品です。
孤独な鬼が食物であった人間に情を覚え、その心の変化や契機が細かに綴られた切ないラブストーリー。元々多義的な言葉である鬼という物をそれらの解釈から独自の設定を作り、ストーリーに落とし込んでいる、とて…続きを読む
切なく、心温まる物語でした。読んだ後も、じんわりと余韻が残りますね!鬼と人間。相容れない存在である事から、孤独や切なさがより際立ち、ラストにはほろっとさせられました。後書きでは、設定の細さ…続きを読む
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