淡々と進行する苦境と告白には、ある意味人間の備え得る欲求を化学薬品で漂白したような印象を受けた。その伝で考えるなら、猫は科学者というより試薬そのものだろうか。 いずれにせよ、カクヨムでは余り見られない題材なのは間違いない。
皆様今日は。昭和世代のおっさんです。 ホラー、ファンタジー、現代ドラマ辺りが好きで、短編長編問わず良く読み書きします。 ファンとしては(※以下、敬称…
いいですね。 何故猫なんだろう?と気になる節もありましたが……それは伊勢様の個性なのだと思います。 きっと、どんな動物であっても、同じ疑問を抱いたことでしょう。 心理、情景描写:行動=7:…続きを読む
自殺は、1つの要因で起こるのではなく、いくつもの要因が重ねって起こる事象だと考えています。そういった点で、この小説は多方面から登場人物にライト照らしているのが良いです。主人公の、「何故?」を探す…続きを読む
物語はうだつの上がらない主人公が人生に幕を引こうとする所から始まる。そんな主人公に不思議な猫は問いかける。「苦しかったか」。読者の皆様にはひとつ、主人公と共に感じて貰いたい。一人一人答えは違…続きを読む
自殺した男の魂の元に現れたのは、やけに人間臭い一匹の猫だった。 杖をつき、人の言葉を流暢に話す猫が、男の「罪」を語り出す。 地獄とは。男の罪とは、なんなのか。そしてそれは罪足り得るのか。 …続きを読む
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