GZ・BWR
御鏡 鏡
序章
プロローグ
直後、アラワシが機動した。
アラワシは、一本の細く長い大剣を持っている。
大太刀で、あった。
大太刀で、あるため
次の瞬間、アラワシの姿が描き消えたのである。
「大丈夫だ」と、クララに声をかけながら、背中に高射砲を半分に折り畳んだものを背中に固定し、太刀を持って出入り口まで進んでいく。
“誰かに、見られている?”
一瞬だが、そんな視線を感じた。
その前に、すでに二機はあっけなく、地に倒れ
魔業機E級(Eクラスマジックマシン)に、魔動機A級(Aクラスマジックモーティブ)が負けたのである。
不意討をかけようとして、
出入り口まで、とりあえず進行する。
入口の辺りで、すでに左側に居た魔動機がバラッバラに
各関節が、断ち切られていたのである。
右も、同様にヤラレていたのだ。
高速戦闘の速さも、さることながら。
アスカ嬢の判断は、早かったともいえる。
最後の一機も、
武器は、砕かれ足元に転がり、無様に接近戦用のナイフを構えている状態である。
とはいえ、
砕かれていた武器は、フレームスプレーランチャーに見えた、丸ごと焼き尽くすつもり、だったのであろう。
さっき倒れていた奴らの得物は、
最後の一機は背中に、リキッドをぼたぼた垂らしている。
ドラム缶というか、リキッドの満たされた爆薬の様なものを
「!」と即、高速戦闘を意識し、
危険だと判断した、のだ!
ドーム型シティーの、
そのまま、
背後、側方から切り付けたが、鮮やかに切り捨てたので本体には影響はなかったハズだ。
そのまま、落ちた先でリキッドに火花が
“ズドーン!! バガーン!!”
と、さらなる
さらに、背面から垂直にコクピットの上あたりを、頭を後ろからカチ割り。
コクピット手前まで、
明らかな、
グランシスディアラインの隊長機から、得物のダガーが落ちたのであった。
正面にも、大太刀を構えいつでも、振り下ろせる体制のアラワシが居る。
事件は、終わったのだ。
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