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  • 第1話 伝言‥への応援コメント



    多分最後の先輩の電話のシーンを入れたいがために、その直前のサークル仲間との思い出話を置くところから話を始められたのかなと推察します。事実に取材しての創作短編と割り切るなら、今少し小説的なイントロなりドラマなりがあってしかるべきと思うのですが、本作はその点作りが総じて生っぽくて、ドキュメンタリーというほど写実に寄ったつくりではないのですけれども、小説というにはあまりに作為が少なすぎる。それでも十分に引き込まれる魅力を感じるのは、元々の切り取られた思い出話が尊いまでにキラキラしたお話だからだろうと感じました。
    大学のスポーツサークルというのは、独特の上下関係があるようで、私はそういう世界にはついぞかかわったことがないのですけれども、尊敬できる上級生がいるところだと、これはこれで美しい青春の一コマという印象がありますね。
    クライマックス部分の先輩の一言は、確かに一つの短編を書きたくなるほどのインパクトを感じます。とはいえ、私もこの時代の電話の中での空気感というのをそれなりに知っているつもりですが、「愛してます…と伝えてください」ってセリフを真正面から言い放つのって、やっぱりすごいなと 笑。そういうやり取りをそれと受け止めてくれるご家族だったんでしょうかね? あの頃の東京なら、相手次第ではそういうのもアリだったのかなあと懐かしく思い出しました。
    そのあとの卒業旅行の話も、ああそう、そういう時代だったよなあと思わせる響きが随所に感じられて、なんだかんだでうまく構成されている回想録風の短編だと思います。きれいにオチが付くようなストーリーではない一方、全編にノスタルジーがみなぎっている、独特の味わいがある文章です。これは@J2130さんだからこその筆致でしょうね。

    ところでお返事が遅れがちになるとのこと、どうぞお気になさらず。こちらも思い出したようなタイミングでぽつぽつ読ませていただきますので。

    作者からの返信

    本当に返信遅れますてすいません。

    投稿当初の短編を読んで頂きうれしいです。
    なんか恥ずかしくて…
    先輩は彫が深く、ハーフのような顔立ちでカッコよかったです。

    お酒も強く、今でも会うと渋いおじさんです。
    披露宴の2次会に招待され、ケイスケと行き、余興をやり…たくさん飲ませられました。
    それも20以上前ですね。

    拙作を読んでいただき、ありがたいコメントまで書いて下さり、本当に本当にありがとうございます。
    コメントに感動しました。


    投稿初期の頃なので、今だったら
    「もっと短く…」
    「同じ言葉何回も使ってる…」
    「ちょっと感傷的すぎたかな…」
    と思うものがありました。

    読んでくださる人がいること自体
    非常にうれしいです。

    バブルの頃なので…
    いろいろとキラキラしてましたね。
    肩パッドがガンダムみたいに入ったスーツもってました。

    ティファニーのオープンハート…
    女子は持ってましたね。

    読んで頂きありがとうございました。