術回力2
「いいアキベヤ、この世界には術回と言われる不思議な力があるの」
見ててとRADはどこからか取り出したナイフを腕上に投げた
(あぶない!!)
アキベヤは咄嗟にRADを庇おうと飛び出そうとした時、一つおかしな事に気づいた。
天高く投げたナイフがいつまでも落ちてこないのだ
アキベヤは恐る恐る天井を見上げると、そこに綺麗に静止したナイフがあった。
「これが共鳴
物質の持つ術回と自分の術回を繋げる技
そして━」
その言葉と共に静止したナイフが再びRADの腕に向かって落下していく
ナイフがRADの肌を突き刺そうと接触した瞬間、
「これが術強
強化した術回を自身の体全体に流す技」
一気に弾かれアキベヤの顔横を掠るように通りすぎ奥の壁に突き刺さった。
「この二つを合わせて人は術回力と呼ぶ
アキベヤには七日で術回力を覚えてもらう」
RADの言葉にアキベヤは静かに答えた。
「いや、これ無理でしょ」
そこからアキベヤにとって地獄の七日間が始まる。
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