「竹取物語」
古文で習うということで、誰もが知っている話ですよね。そうなんですが、単純にファンタジーとしてみた場合もかなり「イケてる」話だと思います。
「異界からの来訪者」というのはよくある話ですが、多くは森や海といった日常生活の延長からではないかと思います。もしくは「冥界」や「天国」といった、死後の世界は想像の範疇かと。しかし「月」というのはなかなかです。実際行った人もいなければ、そこからは光以外何も届いていないわけです。空にあるそれを見て「あ、あそこに人住んでるかも」と想像するのはなかなかではないでしょうか。
求婚の物語もいろいろと具体的で、作者はノリノリで架空の様々を脳内で想像したのではないでしょうか。もちろんさまざまな伝承を元にしているとは思うのですが、つぎはぎだとしてもとてもつながりがいいです。最後の富士山の話も含めて、完成度が高いと感じます。
というわけで、日本人はファンタジーの英才教育を受けていると思います。
参照
「竹取物語」
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