『エルフ夫とドワーフ嫁』
異種族間の恋、はファンタジーの定番テーマだと思います。ただ、なんかこう人間の恋愛に引っ張られすぎて、その世界ではどれぐらいのことなのかがよくわからなかったりします。
本作品はエルフとドワーフの設定がしっかりしていて、二つの種族が乗り越えるべきこと、そして二人の恋愛の進展が丁寧に描かれています。ただ好きになったから種族間の壁を乗り越えて、ということではないんですよね。将来結婚するという安心感はあるものの、エルフさんは最初恋愛対象として見られていません。なんか応援したくなるんですよね。
単純に絵柄もいいです。かわいいのはもちろんですが、ちょっとしたおかしさとか面白さがよく表現されているんですよね。こういう空気のファンタジーが増えてほしいですね。
小松良佳『エルフ夫とドワーフ嫁』(2023-24)集英社
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