大ステーキ天国

 ファルナが俺の二の腕をペロペロと舐めてくる。

「ステーキが食べたいクウタ」


「いいぞ、作ってやろう」


 特別な日は特別なというか少しだけグレードの高いスーパーに行きステーキ用のオーストラリア産の肉を買ってくる。


「決して金がないからじゃないオーストラリア産のほうが旨いからだ」


「そうなのか?」


「ステーキを買ってきた」


「遊びに来たわよ!」


 ネルコが来た。肉をごちそうすることに。


 ステーキは火力が命だ。肉の怒涛の押し寄せ具合が何とも言えない。

 ステーキが焼けた。


「うわああ、凄く豪華に感じるのだ」


「良い感じよ」


「これでも塩こうじにつけておいたから柔らかいぞ」


 バクバクと食べるファルナとネルコ。


「旨い! おかわり!」

「お代わりなのだ!!」


 二人の笑顔が見れて嬉しい。

 俺も食べたが凄くジューシーで美味かった。

 肉質は噛み応えがあってでもかつ柔らかくてうまかった。

 リピ確定だな。

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