04 続・布教




 それからの私。


 私のターン「ウォルド様すごい」

 ファン3号「素敵! 抱いて!」


 私のターン「ウォルド様美しい!」

 ファン4号「見たい! 素敵!」


 こんな感じのやり取りをあと5,6セットくらいやってった。


 みんなこういう話に飢えてるんすかねー。


 もちろん私が、真剣に話したのもあるけども、やけに食いつきがいいというか。


 まあ、味方が多いに越したことは無いけども!


 私のターン「うぉるさまらぶー!」

 不思議なお姉さん「あらあら、リグちゃんが言ってた通りの事が起こってるわね」


 なんてやってたらトラブル発生!



 物々しい鎧を着たおっちゃんたちが、やってきた。


 そういえば、私達、お尋ねものだった。


 絶賛逃避行中だった。


「御用だ!」

「ひーん、助けてウォルド様~っ!」


 目だったら当然こうなりますよねー。


 当然、私は武装したおっちゃんたちに追いかけられることに。


 袋小路に行き当たった私を、上から誰かがひっぱりあげる。


 おっと、ウォルド様! 参上!

 あいかわらず目の保養!


「そういう事言ってる状況じゃないだろ。あんたはほんと予想がつかないな」


 てへぺろ。


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