種の存続のために、存在する人間に化けて繁殖しようとする妖怪。彼は何者にもなれる。外見だけなら。けれど失敗してしまう。そして、ついには……。誰かの代わりになれる存在の業を叩きつけられます。これは変身妖怪だけではないかも…。
途中でシュールな笑い(個人差が大きいかもですが)もあり、最後まで楽しく読めました。現実にもつながりそうな話をファンタジーのヴェールをまとわせ、問題提起しつつ、雰囲気を壊さない程度に楽しく面白く書けるのが羨ましいです。素晴らしい作品をありがとうございます!