最初は「また転生ゲーム物かな?」って軽い気持ちで読んだんですが、途中から完全に感覚を持っていかれました。これ、単なる俺TUEEEじゃなくて、“死の痛み込みで攻略する執念の記録”なんですよね。しかも主人公カルマが、その理不尽を絶望じゃなく「最高!」って笑うタイプなのが厄介なくらい面白いです。
能力値1固定なのに、知識・観察・検証で突破口を探していく感じが、ゲーム実況ともサバイバル記録とも違う独特の熱量でクセになります。あと個人的に、狼達との距離感が凄く好きでした。モンスター育成なのに妙に家族感があって、そこへ時々差し込まれる現実世界パートが、不穏さと切なさを増幅させるんですよ…。
「これ本当にゲームなの?」って違和感が少しずつ積み上がる感じも鳥肌でした。かなり尖った作品なのに、不思議と続きが気になって止まらなくなっております。