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  • 第七章:季節は移るへの応援コメント

    華やかだけれど、どこか息苦しさを感じる世界観がとてもリアルで、桃花の戸惑いや葛藤が痛いほど伝わってきました。許婚の永南や執事のジェンも魅力的で、単なる恋愛やお嬢様生活の話ではなく、身分制社会における女性の立場、民族的な差別、そして運命に抗おうとする人々の姿が生き生きと描かれているところが特に印象的で、とても心に響きました。 社会の在り方や個人の自由について深く考えさせられる作品でした。

    精緻な描写のおかげで情景が鮮やかに浮かび上がり、まるで物語の世界に入り込んだようでした。最後までドキドキしながら読んでいましたが、まさか現実に戻る展開になるとは……!さらに張本くんとの再会には驚きと感動がありました。あの異世界は夢だったのか、それとも本当に存在していたのか……?ジェンやグイションの行く末も気になり、余韻の残る素晴らしい読後感でした。読めて本当に良かったです!

    吾妻栄子様と出会えたこと、そしてこんな素敵な小説を読めたことを心から嬉しく思います。本当にありがとうございます!

    (PS: どうか現実の先生や知り合いには絶対に内緒でお願いします……!まさか『紅楼夢』を翻案したなんて、知られたら恥ずかしすぎて震えます……誠に恐れ多いです……)

    作者からの返信

    重ねてのご高覧及びコメントどうもありがとうございます。

    拙作をそんなに高く評価していただいて恐縮です。

    これは当初はmonogataryに投稿してこちらにも転載しましたが、どちらでも目立つ位置につけた作品ではないので。

    私はお世話になった先生方とも同期だった人たちとも修了以来、もう十数年も連絡を取っておりません。
    向こうの方ではもう忘れているくらいの話だと思います。

  • 第四章:三姉妹を巡ってへの応援コメント

    もしかして、吾妻栄子様も東大のご出身なのでしょうか?
    藤井先生には、発表会で一度だけお目にかかったことがあるのですが……。

    私など、まだまだ未熟で、能力も至らない者です。ただ、『紅楼夢』が好きで、少し調べていただけなのですが、ついお話ししすぎてしまったかもしれません。お恥ずかしい限りです。

    そして、もしかすると、私たちが抱えている心残りも、どこか通じるものがあるのかもしれませんね。

    作者からの返信

    そうです。

    ただ、私の場合、学部は早稲田(のしかも政治学科)でして、東大には修士課程の2年のみ在籍しました。

    今、思い出すと、資料関係のシステムもよく理解しておらず、
    「もっと自分なりに出来たことはあったのでは」
    と思いますね。

  • 第一章:一人だけ知らないへの応援コメント

    もしかすると、お名前の響きのせいかもしれませんが、張曼玉さんが演じた阮玲玉をふと思い出しました。子供の頃、母と一緒に観たことがあります。また、母は張国栄さんのこともとても好きで、その影響で私も少し詳しくなりました。

    一般的に、ネット小説の読者の方々は、あまり細かい服飾描写を好まれないことが多いと聞きますが、私はこのような丁寧な描写がとても好きです。限られた文章の中で豊かな視覚的イメージを生み出せるのは本当に素晴らしいことだと思います。特にこの第一話では、その魅力が存分に発揮されていて、まさにそのような感覚を味わいました。繊細な服飾の描写が、やはり素敵ですね。

    それから、先ほどコメントへの返信で書き忘れてしまったのですが、『転生林黛玉』をお読みの際に、もし文化的な面で疑問に思われることがございましたら、ぜひお気軽にコメントしてください。ちょうど私の専門分野でもありますので、お答えできることがあれば、できる限りお返事させていただきます。

    そして、あらかじめお詫び申し上げます。もし『紅楼夢』がお好きでしたら、この作品はかなり大胆に改変しているため、不快に感じられる部分があるかもしれません。私は、物語に登場する女性たちが異なる運命を辿ることができればと思いながら執筆しました。その点、ご理解いただけますと幸いです。

    作者からの返信

    早速のご高覧及びコメントどうもありがとうございます。

    ご賢察の通り、ヒロインの字は阮玲玉から取りました。
    「輝く玉」というネーミングです。

    「紅楼夢」については中学生の頃に平凡社のシリーズを買って読みました。

    これが当時の記憶を基にした拙作の一章です。
    https://kakuyomu.jp/works/16817139556523821282/episodes/16817139556524844578

    が、私の悪い癖で読み飛ばしや読んでも忘れてしまった部分が多く、最近出た岩波の新訳を新たに読み直しています。

    私も大学院で現代中国文学と映画を専攻しましたが、力が足らず修士号のみの取得でしたし、紅楼夢の書かれた清代の風俗や食物に関しても率直に言って全くの無知です。

    むしろ、こちらこそ御作から学ぶ側です。

    編集済

  • 編集済

    第七章:季節は移るへの応援コメント

     こんばんは。
     興味深く読ませていただきました。

     率直なところ、調理するのが難しそうな題材ですが、本作は物語への落とし込みがとても巧みだと思います。差別への問題意識は「常識」や「当たり前」を相対化して疑うところから始まるわけですが、日本社会を相対化する仕掛けとして異世界転生(転移)を持ち出し、個々の人間の価値観が生まれ育った社会にいかに強く依存しているかを浮き彫りにするのは、異世界系の要素の使い方として、とても面白かったと思います。よくある異世界モノでも、いわゆる亜人種間の差別を描くものは多いですが、女性差別・在日外国人(あるいは外国系日本人)差別という具体的で切迫した題材をここまで正面から扱い、異世界と日本とをここまできちんと対比させている作品には初めて出合いました。この種の話はきちんと論じようとすると、学者の名前や出典を明記したくなるなど何かと長くなりそうですが、要点を簡潔に、的確にまとめているのはさすがだと思います。自分語りになりますが、僕もいくつかの自作小説でそういうことをしようとするのですが、だらだらと苦戦する割に、納得できない仕上がりになることが多いです。


     3年近く前の作品の枝葉末節に対して揚げ足取りのようなことを書くのも何ですが、なんちゃって校閲者なもので、いくつか気になった点について書かせてください。

     第一話、母親の台詞「モモカなんて昔のトウエイジンみたいじゃないの」の直後に「“東瀛人?”/ 右肩上がりの走り書きが紙の隅っこに新たに付け加えられる」との記述がありますが、母親が書いたことを引用するなら「?」を削って
    「“東瀛人”」
     で良いと思いますし、主人公の疑問を示すなら
    「トウエイジン?/“東瀛人”という右肩上がりの走り書きが紙の隅っこに新たに付け加えられる」
     などの書き方が妥当ではないかと思います。

     第五話、張賢の台詞に「ドレイに落とされた楊貴生が坑夫として満洲行きの船に乗せられる前に買い取られた」とあり、これも別に間違いではありませんが、「買い取られた」の主語は少し前の台詞「君のお父様は」なので、「楊貴生が」よりも「楊貴生を、(彼が)」とした方が、日本語としては自然で読みやすい気がします。
    「君のお父様は、ドレイに落とされた楊貴生を、(彼が)坑夫として満洲行きの船に乗せられる前に買い取られた」

     第七話、梅香からのLINEに「働きながら大検を取って今年、近所の別の大学の二部に合格したとのこと」にありますが、大学入学資格検定(大検)は2005年から名称が変わって、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定、高認)になりました(僕も調べて初めて知りました)。主人公たちが2020年以降のコロナ禍に学生であることを考えると、「働きながら高認を取って」の方が妥当だと思います。

     最後に、今となっては既に改善なさっている気がしますが、この作品の全体的な傾向として、名詞を修飾する長い節があったとき、どの名詞に係っているのかが一読しただけでは分かりにくいことがあるように思います。意味ごとに「、」を打ったり、語順を変えて肝心の名詞を先に持ってきたり、文を分けて1文を短くしたりすることを検討していただくとよろしいかと思います。

     たとえば、
    第二話
    「確かに中央の屏風には優しい桃色の花を付けた枝に白黒の模様も鮮やかな鳥が一羽横向きに止まっている様子が描かれている」
    →「確かに中央の屏風には、優しい桃色の花を付けた枝に、白黒の模様も鮮やかな鳥が一羽(、)横向きに止まっている様子が描かれている」

    「琴を奏でる梅香姐様が語り合う私たちの姿を目にして安堵した風に微笑むのがこちらにも見て取れた」
    →「琴を奏でる梅香姐様が、語り合う私たちの姿を目にして安堵した風に微笑むのが、こちらにも見て取れた」

    第四話
    「黒地に朱雀の中華服を着た弟の方が小柄なかぼそい体に桜色の旗袍を纏った私の従妹に告げる」
    →「黒地に朱雀の中華服を着た弟の方が、小柄なかぼそい体に桜色の旗袍を纏った私の従妹に告げる」

     といった具合です。


     長文失礼しました。
     このコメントは批判的な内容が長くなったので、ご確認いただいた後は削除してくださって構いません。


    <追記>
     差し出がましいことを言ってすみませんでした。

    作者からの返信

    おはようございます。
    こんなに丁寧に読み込んでご指摘を下さって作者としては感に堪えません。

    ご指摘の内、「大検」に関しては「高認」に修正しました。

    1982年生まれの私の頃は「大検」と言っていたので2005年に「高認」に変わったことは知りませんでした。

    ただし、「東瀛人?」の下りは母親が
    「“モモカ”という読み方では東瀛人みたいでしょ?」
    という違和感を示した記述として疑問符の“?”まで実際に付けて書いているのです。

    文章の書き方については確かに読みづらい、話し言葉として不自然な言い回しが目立つようなのでこの点ではもう少し再考します。

    追記
    いえいえ、大検廃止と高認開始など自分の世代としてなかなかアップデートできない情報提供はありがたいです。

    この作品の文章の書き方については読み辛いのではないかという自覚はありましたから。

    編集済