第12話

まずはステータスを制限しよう。

(ステータス制限!)

[エラー、オーダーを受付られません]

(は?え?何今の!?)

(【図書館ノ天使】今の何!)

(A.今の私ではわかりかねますが、恐らく世界のシステムまたは、この世の断りが受け付けなっかたのかもしれません)

(ああ!確かに!無限は永遠にあるものだから制限しようとしてもそれは矛盾が起きるからか受付なかったのか!あれ、でもそうするとやばくね?)

(A.はい、力加減しても騎士たちは永遠眠りにつくでしょうね)

(は〜、まじかそれだと例えば、騎士たちのステータス100倍にして極限に力加減しても死ぬよね?)

(A.はい、死にます)

(じゃあどうすれば良いんだよ、あ!そうだ【峰打ち】の効果見せてよ)

(A.わかりました)

【峰打ち】

相手の体力を必ず1残す


(うーん、シンプルだけど一番欲しかったやつ!そしたら最終確認、1.2.3は守れてる。その他に気につけなきゃいけない事は、そうだ!クラスの奴ら何してるんだろう)


俺はクラスメイトのいる方を向いた。するとそこには泣いているものや、祈っているもの、自分が奴隷だと言われ絶望しているもの、自分の頬を抓って現実化確認するもの、目をギラギラにしてこちらに手を伸ばしているもの、恐怖?かはわからないが震えているもの

(やっぱりそういう反応になるよねー、ん?目をギラギラ?目をギラギラ!?え、どういうこと?)

(【図書館ノ天使】あれどういうこと?)

(A.あれは詳しいことが分からないため断言はできませんが、恐らく大罪のスキルを取って性格が少し変わった者でしょう。詳しく言うなら、【嫉妬】【強欲】【強奪】あたりですかね、でもこの状況だと【嫉妬】か【強欲】でしょうね)

(それはなぜ?)

(A.理由としては【強奪】は自分から手を下した者の物しか取れないため、この状況で動くとは考えられないからです)

(なるほどな〜、でも俺は美徳持ってるから喰らわないな)

(A.それは間違いです、美徳が効くのは【強奪】だけです)

(そうなのか、だったら対策しなきゃな、対策ってどんなのあるの?)

(A.ありません)

(は?)

(A.だからありません)

(え、そんなの最強じゃね?)

(A.いいえ、そんな事はありません大罪とは性格が変わると言いましたよね?)

(そうだね)

(A.つまりアレには代償があってその力で強くなっているだけです。しかも、転移のポイント最大合計18の内の7ポイントを消費しますからそれは強くなりますよ、しかし、あのスキルは一時的に強くなりますが一定の時間が過ぎればスキルの効果が終わり、一定時間そのスキルは使えなくなります。そしてここまでの代償を支払ってやっと無効をなくすと言うことをしているんです)

(そうなんだ、なんだか思ってたより大罪系って弱いんだね)

(A.そんな事はありません、コスパの良い【嫉妬】【強欲】【色欲】は弱いですけど、【怠惰】【暴食】【傲慢】【憤怒】この4つはその名の通りの行動をすれば永続的に強くなります、そして【強奪】は一度取ったら永久にそのままのため更に強力です、そしてしかも、スキルのレベルが上がれば制限がゆるくなり、更に強くなります)

(あー、だから大罪系は7〜9ってポイントが別れていたんだね)

(A.そうです)

(で、結局あいつはどうするのが正解なの?)

(A.ほっとくのが一番です。)

(okそしたら今度こそ騎士80名と戦闘だ!)



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