第20話

7日目武術第2試合


ヒュージの対戦相手は2年2組のシンバ先輩。


シンバ先輩は、右腕を前に出し、左腕を胸元に、そして両手とも手刀で構える。


それに対しヒュージは腰を落とすだけの構えで対峙をしていた。


審判の『はじめ!』の声で両者が一気に詰め寄る。


シンバ先輩は右手の手刀のまま手の平を横にし首元に突きを放つ。それをヒュージは左に避けつつ、すり抜けざまに右でボヂィーに一撃を入れる。


【ボッコ】「うっ!」


シンバ先輩は左で腹を抑えつつ何とか耐え、振り向きざま右腕だけで構え直そうとするが、が遅かった。


ヒュージは既に間合いを詰めており【ガッツ!】左フックでシンバ先輩の顎を打ち抜き、シンバ先輩は倒れた。


『勝負あり!勝者ヒュージ』審判が宣言したと同時に歓声が沸くが聞いてはいけない歓声まで聞こえた。


キュリー「ヒュージ君~素敵です~今夜布団の中でピィーーしゃぶってあげます~!」


リン「ヒュージ様私はお尻のピィーに指をピィーピィーながら自慰をしますわ~!


(わ!わ!わ!とうとう自主規制入った!)


壊れた2人をほっといて会場を出て行くヒュージ、その顔は引き攣っていた。



8日目剣術第2試合


ジュデの試合、対戦相手は3年6組バーバル


バーバルは小刀二刀流、腰を落とし、両腕ともだらーんとし、両小刀は逆手に持たれてた。


それに対しジュデは左腕を伸ばし、剣を真直ぐ相手に向け構えた。



審判の『はじめ!』の声でジュデはそのままバーバル先輩に突進する。


バーバル先輩は右だけ小刀を持ち直してジュデの剣の腹に小刀を当て左に剣をそらす。


左の剣でジュデの伸びている腕を切り上げるがジュデは腕を引き戻しながら曲げ回避し。


バーバル先輩はジュデの顔を狙い右で突いて来る。


身体をそらし剣を躱した後、バーバル先輩の剣が引くと同時に体を起こしながら一歩踏み込み、剣の腹で顔を横に打ち込んだ。


【ガッ!】「カハ!」


2m程吹き飛んだバーバル先輩はそのまま気絶し。


審判が『勝負あり!勝者ジュデ』と宣言した。


ジュデ「やべ~遊び過ぎて負けるとこだった。」



7日目武術第3試合


ユンの試合、対戦相手は1年4組ガーランド


ユンは既に闘技台に立っていたが対戦相手は居ない、ガーランドは前の試合で重傷を負っていた。


審判が『ガーランド選手の棄権により勝者ユン』と宣言をした。



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